技術系領域(顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)の売上高は前期比20.4%増の404.39億円、セグメント利益は同27.1%増の50.44億円となった。好調が続く輸送用機器や電気機器などの業種で社員配属が伸長した。また、注力分野であるIT系領域において、IT・ソフト開発の社員配属が拡充している。なお、2019年6月末時点の社員数は、継続した中途採用に加え新卒採用による技術者の増加により前期末から1,064名増加の6,273名となった。
製造系領域(顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)の売上高は同0.9%増の99.89億円、セグメント利益は同4.3%増の5.48億円となった。地域密着型営業に注力して高単価の受注を獲得するなど、売上高の拡大を推し進めたが、採用が想定を下回り、業績の大幅な伸長には至らなかった。なお、2019年6月末時点の社員数は、前期末から93名減少の2,373名となった。
海外領域(日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)の売上高は同42.5%増の313.08億円、セグメント利益は2.31億円(前年同期は1.18億円の損失)となった。新たに株式を取得した英国の人材派遣会社Quattro Group Holdings Limitedの業績および、昨年度に株式を取得した英国の人材派遣会社Gap Personnel Holdings Limitedの業績が通期にわたって寄与したこと、また、一時費用の剥落や原価改善に取り組んだ。
2020年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の870.00億円、営業利益が同13.6%増の65.00億円、経常利益が同13.3%増の63.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%増の38.40億円を見込んでいる。
<SF>
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