明星工が１５年３月期業績予想を上方修正、ボイラ事業などの採算改善など寄与

　明星工業<1976.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の４４０億円から４６０億円（前期比５．０％増）へ、営業利益を同３８億円から４６億円（同２４．８％増）へ、純利益を同２３億円から２８億円（同２５．０％増）へ上方修正した。上期に各利益項目が計画を上回ったことが要因としている。
　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高２２５億５６００万円（前年同期比２０．６％増）、営業利益２５億１２００万円（同５９．７％増）、純利益１７億９３００万円（同９９．１％増）となった。建設工事事業で国内メンテナンス工事やボイラ事業での国内の大口工事の進捗が順調だったことに加えて、海外工事や国内メンテナンス、またボイラ事業の採算改善などが寄与した。
　また、同社では豪州イクシス液化天然ガス（ＬＮＧ）プラントの断熱・塗装工事を豪ＡＧＣインダストリーズ社とのジョイントベンチャー（明星工３３％出資）が受注したと発表した。同プロジェクトは、イクシスガス田から算出される天然ガスをパイプラインにより豪州北部ダーウィンの陸上液化基地に輸送しＬＮＧ、ＬＰＧなどを生産するプロジェクトで、今回はその陸上液化基地にかかわる断熱・塗装工事を受注した。なお、ジョイントベンチャーでの受注金額は１億９７００万オーストラリアドル（約１９０億円）となっている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）