朝日工、今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　朝日工業社 <1975> [東証Ｐ] が2月6日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比38.4％増の44.2億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の62億円→67億円(前期は48.9億円)に8.1％上方修正し、増益率が26.6％増→36.8％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の31.9億円→36.9億円(前年同期は25億円)に15.7％増額し、増益率が27.6％増→47.6％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の100円→110円(前期は1→2の株式分割前で120円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比76.3％増の14.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8％→5.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・個別業績　第3四半期の実績を踏まえ、設備工事事業の工事進捗率及び工事利益、経費等の見直しにより、売上高は前回予想より減少する見込みですが、利益面は、前回予想より増加する見込みです。・連結業績　連結業績予想の修正は、主として個別業績予想の修正によるものです。

　　当社は、株主の皆様への長期的利益還元を重要な経営課題の一つと考え、普通配当１株当たり年40円を安定的に継続するとともに、連結配当性向40％以上を目標としております。　2025年３月期の期末配当金につきましては、利益面が前回予想を上回る見込みであることから、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため、特別配当について１株当たり10円の増配を実施することといたしました。これにより、期末配当金は前回予想より10円増配の85円となり、年間配当金は110円（連結配当性向51.5％）となる予定です。　なお、本件につきましては、2025年６月に開催予定の第96回定時株主総会に付議する予定です。