■OTS <4564> 42円 (+10円、+31.3%)
オンコセラピー・サイエンス <4564> [東証G]が急反騰。19日、連結子会社のCancer Precision Medicineが、動物病院運営のWOLVES HAND <194A> [東証G]と共同研究契約を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。獣医療分野において、血液を用いて疾患の診断や治療法の選択などを予測を行う技術「リキッドバイオプシー」を活用し、がんの早期発見を目指すためのデータ収集を行うという。
■リンクバル <6046> 210円 (+50円、+31.3%) ストップ高
リンクバル <6046> [東証G]がストップ高。そのほか、タメニー <6181> [東証G]も急動意となった。FNNプライムオンラインが18日、「政府が少子化対策の一環として、『若者のライフデザインや出会いの支援』、いわゆる婚活支援に乗り出す方針であることがFNNの取材で新たに分かった」と報じた。これを受け、婚活サイトを運営するリンクバルや結婚相談所を展開するタメニーに思惑的な買いが向かった。
■リベルタ <4935> 1,338円 (+300円、+28.9%) ストップ高
リベルタ <4935> [東証S]がストップ高。引き続き12日に発表した「FREEZE TECH 衣類用冷感ミスト」の累計販売本数32万本突破を好感した買いが入ったことに加えて、この日は午前中に株主に向けた抽選式記念品の贈呈を発表しており、好感された。24年6月30日時点の株主で、オンラインショップ「Liberta! ONLINE STORE うれしいコトうれしいモノ」に会員登録済みの人を対象に、抽選により500人に「FREEZE TECH 衣類用冷感ミスト 150ml」と「FREEZE TECH ACCESSORY LINE 冷感アームカバー 両腕用 Mサイズ」の「“酷暑を乗り切る!”FREEZE TECH アイテム詰め合わせ」を贈呈する。
■ネクストーン <7094> 1,651円 (+300円、+22.2%) ストップ高
NexTone <7094> [東証G]がストップ高。同社は音楽の著作権管理と利用促進を目的としたビジネスを展開しており、日本音楽著作権協会(JASRAC)に対抗する唯一の民間企業として注目度が高い。昨年9月には音楽配信ビジネスを展開するレコチョクと戦略的な資本・業務提携を発表、レコチョクの株式の過半(議決権割合で51.7%)を獲得し傘下に収めたことで展開力が増している。18日取引終了後に、同社は全世界のYouTube動画視聴における著作権使用料の直接徴収を開始したことを発表。また、米国で著作権使用料徴収のための徴収代行契約を締結したことも併せて発表しており、これを材料視する投資資金が集中した。
■Amazia <4424> 552円 (+80円、+17.0%) ストップ高
Amazia <4424> [東証G]がストップ高。同社はマンガアプリ「マンガBANG!」を展開する。気象庁が18日に発表した1ヵ月予報によると、向こう1ヵ月の気温は全国的に高くなり、特に期間の前半は全国的にかなり高くなる見込みという。猛暑の予報に加えて、新型コロナウイルスのオミクロン型から派生した新たな変異株「KP.3」の感染拡大が報じられている。熱中症と感染リスクを回避するために外出を控える人が増え、更に自宅内でのマンガアプリの利用ニーズが増加するとの思惑から、買いが集まったようだ。EC(電子商取引)の「漫画全巻ドットコム」を展開するTORICO <7138> [東証G]も大幅高となった。
■ウルフハンド <194A> 1,149円 (+150円、+15.0%) ストップ高
WOLVES HAND <194A> [東証G]がストップ高。同社は19日、Cancer Precision Medicine(川崎市川崎区)と獣医療分野におけるリキッドバイオプシー(血液などの体液を用いて疾患の診断や治療法の選択、治療効果の予測などを行う技術)によるがんの早期発見に係る共同研究契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。ヒト医療分野で、血液を用いたリキッドバイオプシーは、がんの早期診断や再発モニタリング、適切な治療薬の選択などに有用であることが期待され、活用が始まっている。この研究では、イヌやネコにおける血しょう中のセルフリーDNA(がん細胞が死滅する際などに、細胞から血液中に放出されるDNAの断片)を経時的にサンプリングし、リキッドバイオプシーによるがんの早期発見を目指したデータ収集を行うとしている。
■サン電子 <6736> 4,865円 (+365円、+8.1%)
サン電子 <6736> [東証S]が続急伸。グラビティゲームアライズ(GGA、東京都中央区)は19日、サン電子のゲーム部門であるSUNSOFTと「HASHIRE HEBREKE:EX(仮題)」におけるグローバルパブリッシング契約を締結したと発表しており、これが材料視されたようだ。GGAとSUNSOFTは、1990年代に人気を博したSUNSOFTの代表作品のひとつである「へべれけ」のうち、シリーズ作品であるスーパーファミコン用ソフト「はしれへべれけ」のリメイク版を開発しくという。
■大黒天 <2791> 8,910円 (+440円、+5.2%)
東証プライムの上昇率6位。大黒天物産 <2791> [東証P]が3日続急伸。岩井コスモ証券が18日付で、投資判断「A」を継続し、目標株価を9000円から1万2000円へ引き上げたことが好感された。同証券では24年5月期業績について、節約志向の高まりに対して低価格戦略が奏功したほか、関西RMセンターの貢献もあって好業績で着地したと評価。また、SFO(100%センター供給店舗フォーマット)店舗のフォーマットにはまだ時間がかかったようだが、店舗拡大ペースが上がっていく見通しには変化がないようであるとしている。来期までは関西・中国のRMセンターの稼働率上昇による収益性の改善が進むことを考慮し、25年5月期は会社予想を上回る営業利益118億円(会社予想105億円)を見込んでいる。
■グリコ <2206> 4,615円 (+212円、+4.8%)
東証プライムの上昇率8位。江崎グリコ <2206> [東証P]が大幅続伸。18日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米投資ファンド、ダルトン・インベストメンツによるグリコ株式の保有割合が5.06%となり、新たに5%を超えたことが判明したことで需給思惑が働いたようだ。保有目的は、株価が過小評価されており魅力的な投資機会であると考えて長期的に保有することとしており、またコーポレートガバナンスや取締役会の構成、経営、事業、財務状況及び戦略に関して建設的な対話を求めていく可能性があるとしている。なお、報告義務発生日は7月10日としている。
■住友林 <1911> 6,374円 (+246円、+4.0%)
住友林業 <1911> [東証P]が大幅高で6日続伸。11月の米大統領選に向け、このほどトランプ前大統領が正式に共和党候補者として指名された。金融市場ではトランプ氏が掲げる政策に高い関心が集まっている。ドル高是正の意向を持つトランプ氏は今後、原油生産の拡大によりインフレを沈静化させ、更に米連邦準備制度理事会(FRB)に対し利下げ圧力を強めるとの見方が強まっている。米国で不動産事業を成長させてきた住友林にとっては、利下げに伴って米国の住宅ローン金利が低下した際には、事業にポジティブな影響が出るとの思惑が広がっており、物色の矛先が向かったようだ。
■ガイアックス <3775> 376円 (+14円、+3.9%)
ガイアックス <3775> [名証N]が反発。18日の取引終了後、出資先であるタイミー <215A> [東証G]の上場に伴う保有株売却で5億1800万円の売却益が発生すると発表した。第3四半期に計上するという。なお、今期の業績予想については現在精査中とした。
■リボミック <4591> 95円 (+3円、+3.3%)
リボミック <4591> [東証G]が大幅反発。18日の取引終了後、9月11~15日にポルトガルのリスボンで開催予定の「The Retina Society国際会議」に、中村義一社長が登壇すると発表しており、好材料視された。The Retina Society国際会議は、1968年に米国のボストンで設立された網膜疾患の治療、教育、研究に関する臨床医中心の学会で、年次総会は網膜疾患に関して世界で最も権威ある研究集会の一つとされている。今回、同社の「RBM-007」の臨床POC(概念実証)に関する論文が口頭発表に採択されたことから、登壇発表の機会を得ることになったとしている。
■フルヤ金属 <7826> 4,555円 (+135円、+3.1%)
フルヤ金属 <7826> [東証P]が大幅反発。18日の取引終了後、集計中の24年6月期連結業績について、売上高が従来予想の536億円から475億円(前の期比1.3%減)へ、営業利益が102億円から97億円(同15.5%減)へ、純利益が76億円から73億円(同22.4%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、アク抜け感から買われたようだ。一昨年秋からみられたエレクトロニクス市場や通信市場の在庫調整局面に底打ち感がみられ、第3四半期からは回復基調が鮮明になったものの、薄膜部門で受注から売り上げまでタイムラグがあることや、ファインケミカル・リサイクル部門で一部化合物関連製品の在庫調整の反転が想定よりも遅れたことなどが売上高・利益の未達につながったとしている。同時に、期末一括配当予想を256円から286円へ引き上げた。23年12月6日付で東証プライムへ市場変更したのを記念し、30円の上場記念配当を実施するという。
■北日紡 <3409> 101円 (+3円、+3.1%) 一時ストップ高
北日本紡績 <3409> [東証S]が大幅高、一時ストップ高となった。18日の取引終了後、メディロム
■トランコム <9058> 6,370円 (+170円、+2.7%)
トランコム <9058> [東証P]が4日続伸。18日の取引終了後、英投資ファンドのニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドらによるトランコムの保有割合が上昇したことが判明し、思惑視した買いを誘ったようだ。同日に関東財務局に提出された変更報告書によると、共同保有者を含めた保有割合は8.37%から10.33%に上昇した。報告義務発生日は7月10日。ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドは保有目的の項目において、「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載している。
■ラストワンM <9252> 3,815円 (+65円、+1.7%)
ラストワンマイル <9252> [東証G]が3日続伸。18日の取引終了後、SOMPOホールディングス <8630> [東証P]傘下のSOMPOワランティとの業務提携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入った。ラストワンMは不動産管理会社ネットワークを通じ、賃貸管理会社向けの住宅設備機器保証「オーナーズバリューサポート」を提案し、運営業務を展開。同業務の一部についてSOMPOワランティに委託する。ラストワンMが持つネットワークに対し、SOMPOワランティの強みを生かしたサービスを提供し、マーケットシェアの拡大などを図る。
■イントラマト <3850> 2,030円 (+29円、+1.5%)
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850> [東証S]が反発。18日の取引終了後、同社のエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」が日立造船マリンエンジン(熊本県長洲町)に採用されたと発表しており、好材料視された。今回の採用は、日立造船マリンエンジンの業務システム「船舶部品販売管理システム」(HIMAPS)が稼働開始から30年が経過するなかで老朽化が進んでいたことに加えて、日立造船 <7004> [東証P]の基幹システム刷新が重なり、HIMAPSの刷新に加えて基幹システムとのデータ連携が喫緊の課題となっていたことから、データドリブンな意思決定や業務改革の基礎となる仕組みを実現する新たなシステム基盤として採用されたという。
■Sansan <4443> 2,270円 (+28円、+1.3%)
Sansan <4443> [東証P]が反発。19日の午前中、東急不動産ホールディングス <3289> [東証P]傘下の東急不動産と、渋谷エリアにおけるスタートアップ支援に関する提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。名刺アプリ「Eight」を提供しているSansanと、スタートアップ支援を推進している東急不動産が連携することで、渋谷サクラステージを中心とした渋谷エリアにあるスタートアップ企業のビジネスマッチングを支援するとしており、渋谷エリアでの定期的なビジネスイベントの開催や、カード型のデジタル名刺「My Eight Card」を活用したネットワーキング支援などで連携するとしている。
■カヤック <3904> 670円 (+7円、+1.1%)
カヤック <3904> [東証G]が上申。18日の取引終了後、PRマーケティング事業を展開するメガ・コミュニケーションズ(札幌市中央区)の全株式を7月31日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。メガ・コミュニケーションズの子会社化により、海外向けブランディング・プロモーションサービスの拡大や北海道の過疎地域の持続可能性を維持するための自治体DXの推進などの面でシナジーを発揮するのが狙い。取得価額は非開示。なお、24年12月期業績予想には織り込み済みとしている。
■エンジャパン <4849> 2,754円 (+27円、+1.0%)
エン・ジャパン <4849> [東証P]が3日続伸。18日の取引終了後、25年3月期連結純利益予想について57億8900万円から93億3000万円(前期比2.2倍)へ上方修正すると発表した。タイミー <215A> [東証G]の上場に伴う保有株の売り出しで投資有価証券売却益54億3700万円を計上するため。これが好感された。
■ケイブ <3760> 1,257円 (+12円、+1.0%)
ケイブ <3760> [東証S]が3日ぶり反発。同社は19日、子会社のでらゲーとテレビ朝日(東京都港区)が共同開発中のスマートフォンゲーム「メテオアリーナ」の正式リリース日が9月18日に決まったと発表。19日からApp Store、Google Playのアプリストア事前予約の受け付けを開始しており、期待材料となったようだ。
※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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