大引けの日経平均は前日比70.23円高の28110.39円となった。終値としては1月18日以来の高値で、8日続伸は昨年8~9月以来。東証1部の売買高は12億4210万株、売買代金は3兆1574億円だった。業種別では、非鉄金属、鉱業、輸送用機器が上昇率上位だった。一方、海運業、建設業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は45%となった。
個別では、トヨタ自<7203>やデンソー<6902>が3%前後の上昇。トヨタ自は自社株買い実施を発表した。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>も堅調。INPEX<1605>は原油高を受けて買いが先行し、しまむら<
8227>は3月既存店売上高の増収継続が好感された。また、ニッケル価格の急伸で大平洋金<5541>が大きく買われ、ファイズHD<9325>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎船<9107>といった海運株が大幅に下落。共同出資するコンテナ船会社が事業説明会を開催したが、物足りない内容といった見方が出ていた。レーザーテック<6920>や三菱UFJ<8306>もさえない。また、清水建<1803>による株式公開買付け(TOB)の成立を発表した日道路<1884>が海運各社などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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