■セブン工業 <7896> 666円 (+100円、+17.7%) ストップ高
セブン工業 <7896> [東証2]がストップ高。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)単独業績について、売上高が66億円から69億5400万円(前年同期比10.3%増)へ、営業利益が7000万円から1億4600万円(同3.8倍)へ、純利益が6500万円から1億3900万円(同2.3倍)へ上振れて着地したようだと発表。木構造建材事業における受注が拡大したことに加えて、収益性改善の取り組みが奏功したという。
■新日本科学 <2395> 1,369円 (+192円、+16.3%)
東証1部の上昇率トップ。新日本科学 <2395> が7連騰し連日の年初来高値更新となった。21日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を159億8200万円から174億円(前期比15.2%増)へ、営業利益を25億5000万円から38億円(同50.3%増)へ、純利益を39億円から49億円(同33.8%増)へ上方修正したことが好感された。抗体医薬や核酸医薬、遺伝子治療薬などバイオ医薬品の開発競争が創薬ベンチャーを含めて世界的に激化しており、同社の強みである霊長類(サル)試験の需要が拡大していること受けて、上期に主力の前臨床事業の売上高が計画を上回ったことが要因。また、豊富な受注残高を背景に、試験室が高稼働となり売上高総利益率が改善したことも寄与する。
■シンフォニア <6507> 1,354円 (+174円、+14.8%)
東証1部の上昇率2位。シンフォニア テクノロジー <6507> が急反騰。同社は22日午後1時40分に、22年3月期連結売上高が870億円から940億円(前期比7.7%増)へ、営業利益が35億円から59億円(同20.6%増)へ、純利益が24億円から40億円(同8.8%増)へ、年間配当が25円から35円(前期は35円)へ、当初の見通しを上回りそうだと発表。半導体関連の需要増によって売上高は当初計画を上回る見通しであり、売上増により、営業利益、純利益も当初の予想を上回る見込みとしている。
■ジャフコG <8595> 7,900円 (+490円、+6.6%)
東証1部の上昇率6位。ジャフコ グループ <8595> が急反発。22日正午ごろ、上限を250万株(発行済み株数の9.6%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表。取得期間は10月25日から22年6月23日まで。あわせて22年3月期上期(4-9月)の決算を発表、売上高は184億3900万円(前年同期比93.1%増)、営業利益は133億1200万円(同4.5倍)で着地した。投資先の新規IPOが4社(国内2社、海外2社)あり、そのなか大型IPOの株式売却によりキャピタルゲインが大幅に増加した。なお、通期見通しは非開示としている。
■レーザーテク <6920> 25,810円 (+930円、+3.7%)
レーザーテック <6920> が東証1部売買代金トップで大幅反発したほか、東京エレクトロン <8035> が2000円を超える上昇、アドバンテスト <6857> 、SCREENホールディングス <7735> 、ディスコ <6146> など半導体製造装置関連株が一斉に切り返しに転じてた。前日21日の米国株市場ではインテル
■ニューラル <4056> 2,911円 (+105円、+3.7%)
ニューラルポケット <4056> [東証M]が大幅反発。22日朝方、サイネージ広告事業を展開するフォーカスチャネル(東京都豊島区)の株式を取得し子会社化すると発表。株式譲渡実行日は11月1日の予定。会社側では、21年12月期の連結業績に与える影響は現在精査中としている。あわせて、オフィスビル向けエレベーターサイネージ事業を手掛ける東京(東京都新宿区)と業務提携することも明らかにした。ニューラルが提供する画像解析エッジAIと東京が持つサイネージ広告サービスのノウハウを組み合わせ、高付加価値の屋外広告サービスの展開を目指す。
■ネクストーン <7094> 3,855円 (+130円、+3.5%)
NexTone <7094> [東証M]が大幅反発。同社は21日取引終了後に、22年3月期第2四半期末(9月30日)時点での著作権管理楽曲数が25万181曲(第1四半期末時点は23万6999曲)になったと発表。新譜の楽曲数は2万9078曲(同1万5685曲)となり、話題となった楽曲の契約も順調に拡大しており、これが好感されたようだ。また、音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像コンテンツのディストリビューション業務の取り扱い原盤数は、83万6557原盤(同80万7552原盤)となっている。
■ディスコ <6146> 31,000円 (+900円、+3.0%)
ディスコ <6146> が3日ぶりに大幅反発。21日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算が、売上高1160億8200万円(前年同期比39.5%増)、営業利益399億5800万円(同71.1%増)、純利益285億9200万円(同72.2%増)となり、従来予想の営業利益341億円を上回って着地したことが好感された。半導体メーカーの設備投資が引き続き活発なことを受けて、アジア地域を中心に精密加工装置であるダイシングソー、グラインダの出荷が高い水準で推移したことが牽引した。また、顧客の設備稼働率が高水準で推移したことで、消耗品である精密加工ツールの出荷額も引き続き堅調に推移した。なお、中間配当は199円と前年同期に比べて83円の増配となる。第3四半期累計(4-12月)業績予想は、売上高1756億円(前年同期比37.6%増)、営業利益588億円(同60.3%増)、純利益426億円(同66.2%増)を予想している。
■ゼンリン <9474> 1,052円 (+23円、+2.2%)
ゼンリン <9474> が反発。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)連結業績について、売上高が248億円から258億円(前年同期比6.6%増)へ、営業損益が12億円の赤字から4億6000万円の赤字(前年同期14億6000万円の赤字)へ、最終損益が7億円の赤字から8000万円の赤字(同7億2300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表。企業向けの住宅地図データを活用した受託案件やIoT関連の開発受託が増加したことなどが寄与したという。
■日道路 <1884> 8,260円 (+170円、+2.1%)
日本道路 <1884> が3日ぶりに反発。22日午後1時30分ごろ、集計中の22年3月期第2四半期累計(4-9月)連結業績について、営業利益が24億円から29億円(前年同期比25.7%減)へ、純利益が16億円から21億円(同22.0%減)へ上振れて着地したようだと発表。売上高は計画通りの710億円(同0.8%増)で着地した。建設事業において工事の採算性が向上したことなどが利益を押し上げたという。
■TOTO <5332> 5,730円 (+110円、+2.0%)
TOTO <5332> が反発。22日、中国メディアが中国不動産大手、恒大集団は23日に期限を迎える米ドル建て債券の約8350万ドルの利払いを実行すると報じた、と伝わった。デフォルト(債務不履行)への懸念はいったん回避される可能性が浮上したことが好感され中国関連株が堅調に推移している。TOTOは海外事業の売り上げの5割を中国が占めているとみられおり、恒大集団の経営不安が台頭するとともに株価は軟調に推移してきた。それだけに、22日は同社株に見直し買いが流入した。
■ローム <6963> 10,210円 (+190円、+1.9%)
ローム <6963> が反発。同社は21日、中国の正海集団(山東省)とパワーモジュール事業に関する新会社設立に向けた合弁契約を締結したと発表。新会社の出資比率は、正海集団のグループ会社である正海半導体が80%、ロームが20%となる予定。新エネルギー車のトラクションインバーターなどに最適なパワーモジュールの事業展開を目的に、シリコンカーバイド(SiC:炭化ケイ素)パワーデバイスを用いたパワーモジュールの開発・設計・製造・販売を手掛けるとしている。
■MTG <7806> 1,553円 (+26円、+1.7%)
MTG <7806> [東証M]が反発。21日の取引終了後、子会社EVERINGの第三者割当増資による資金調達方針について決議したと発表しており、今後の展開への期待が高まったようだ。EVERINGは国内でリング型デバイスの製造や販売を行っており、この第三者割当増資により今後の事業拡大の資金を調達するとともに、同社グループ以外との提携などの関係強化や財務基盤の安定化を図る。会社側では、増資の方法や規模などの詳細は現時点で未定としている。
■西松屋チェ <7545> 1,453円 (+22円、+1.5%)
西松屋チェーン <7545> が4日ぶりに反発。21日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比12.8%減と2ヵ月ぶりに前年実績を下回ったものの、織り込み済みとの見方が強いようだ。気温の高い日が続いたことで、秋冬物衣料の売り上げが前年を下回って推移した。月末近くになって気温が低下したことで、秋冬物衣料の売り上げは大きく伸びたものの、それまでの落ち込みをカバーできなかった。なお、全店売上高は同11.0%減だった。
■ツガミ <6101> 1,556円 (+18円、+1.2%)
ツガミ <6101> が反発。22日午後1時ごろ、22年3月期連結業績予想について、売上高を760億円から900億円(前期比46.0%増)へ、営業利益を110億円から175億円(同83.6%増)へ、純利益を55億円から85億円(同72.9%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各14円の年28円としていた配当予想を中間・期末各18円の年36円(前期実績は26円)に引き上げたことが好感された。上期で中国市場をはじめとして各市場ともに順調に推移したことによる増収効果に加えて、公的補助金約4億円を計上したことが要因としている。同時に、自社株500万株(発行済み株数の9.09%)を10月28日付で消却すると発表したことも好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は5000万株となる予定だ。
■菱洋エレク <8068> 2,375円 (+27円、+1.2%)
菱洋エレクトロ <8068> が反発。同社は21日取引終了後、電子部品並びに工業用部品のオンライン販売を手掛けるアールエスコンポーネンツ(横浜市保土ヶ谷区)と業務提携し、協力的販売体制を敷くと発表。アールエスコンポーネンツはエレクトロニクスオンライン販売業者として半導体部品のみならず、エレクトロニクス商品、機械部品、パッシブコンポーネンツなど延べ60万点以上の製品を取り揃えている。今回の提携により、両社が取り扱う製品ラインナップが拡充されるとしている。
■スノーピーク <7816> 5,420円 (+60円、+1.1%)
スノーピーク <7816> が3日ぶりに反発。米運用会社のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが22日、関東財務局に提出した大量保有報告書で、スノーピーク発行済み株数の6.75%を保有していることが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。報告義務発生日は10月15日で、保有目的は顧客である日本国外の投資信託のための純投資としている。
■ホトニクス <6965> 6,690円 (+70円、+1.1%)
浜松ホトニクス <6965> が反発。同社は21日、独自の光検出技術と信号処理手法により、画像再構成処理を行うことなく、一対の検出器による高精度の医療用イメージングに世界で初めて成功したと発表。この研究成果を応用することで、従来の陽電子放射断層撮影(PET)装置やコンピューター断層撮影(CT)装置などの放射線検査装置と同等以上の高い精度で、シンプルかつコンパクトで迅速な診断を行うことができる新しい形状の放射線検査装置の実現が期待できるという。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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