東鉄工が反発、ＪＲ向け工事高水準で上値追い続く

　東鉄工業<1835.T>が反発。１２月中旬以降は押し目待ちに押し目なしの展開で、前週末は８日ぶりにひと押し入れたが、きょうはすかさず切り返す展開。政府が２７日、総額３．５兆円の経済対策を決定したことで建設関連株全般にご祝儀的な買いが入っているほか、総工事費５．５兆円といわれるリニア中央新幹線の着工に伴い、ＪＲ向けで高実績を持つ同社の活躍余地が注目されている。首都圏での大地震に備えＪＲ向けに耐震補強工事が高水準で全社的に取り組んでいるコスト低減努力も奏功、１４年４～９月期最終利益は従来予想の１６億円から２２億４６００万円（同４９．６％増）へ大幅上方修正している。１５年３月期の最終利益について会社側では前期比７．３％増の５７億円を見込むが上振れする可能性がある。

東鉄工の株価は１４時３０分現在２７８６円（△４２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）