<動意株・27日>(大引け)=大豊工業、ホットマン、佐田建など
ホットマン<3190.T>=後場に強調展開。午後1時ごろに、新規事業として「カーセブン事業」(自動車の小売りと買い取り)を5月から開始すると発表しており、これにより業容拡大に期待した買いが入っている。同社では、今年4月26日まで運営していた「ガリバー事業」(3店舗)に代わる事業を模索していたが、今回、カーセブンディベロプメント(東京都中央区)とフランチャイズ契約を締結して、自動車の小売りと買取店舗「カーセブン」を展開することになったという。なお、店舗の開店日は5月中旬を予定しているという。
佐田建設<1826.T>=後場一段高。午後2時に集計中の15年3月期連結業績について、売上高を従来予想の321億円から324億2700万円(前の期比1.3%減)へ、営業利益を同9億円から12億9200万円(同63.1%増)へ、純利益を同7億8000万円から12億9800万円(同82.6%増)へ上方修正したことを好感した買いが入った。比較的高利益な工事の完成や工事採算性の向上などで完成工事総利益が改善したことが要因。また、繰延税金資産の計上で純利益の修正幅が大きくなったとしている。
富士通ゼネラル<6755.T>=急伸。同社は24日の取引終了後、16年3月期の業績予想を発表。連結売上高3000億円(前期比9.2%増)、営業利益230億円(同15.3%減)を見込んでいる。15年3月期決算は売上高2748億700万円(前の期比13.8%増)、営業利益271億4000万円(同31.1%増)を計上。前期大幅増益の反動やドル高・円安、生産地国(中国、タイ)の人件費上昇による空調機の輸入コスト増などが利益を圧迫する見込みながら、空調機部門では、北米における商品ラインアップを拡充し、業務用市場の開拓などに取り組む方針で、業績拡大基調への評価が継続しているようだ。
日鉄鉱業<1515.T>=急反発。同社は24日の取引終了後、15年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は1100億円から1250億円(前の期比9.3%増)へ見直したほか、営業利益は75億円から100億円(同5.1%増)、最終利益は40億円から57億円(同46.0%増)へ修正した。石灰石および銅精鉱の販売量が増加したほか、円安進行による為替差益が利益を押し上げた。
アエリア<3758>=ストップ高。同社は24日の取引終了後、ソーシャルゲームの開発・運営やコンシューマーゲームの開発を行うリベル・エンタテインメント(東京都千代田区)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、業容拡大につながるとの期待から買いが集中した。今回完全子会社化するリベルは、ソーシャルゲームとコンシューマーゲームの受託開発を行うゲーム開発会社。主な実績として、スクウェア・エニックスで配信中のスマートフォン向けタイトル「乖離性ミリオンアーサー」の開発を手掛けており、同タイトルはサービス開始2カ月で900万ダウンロードを達成する人気タイトルとなっているほか、初の自社タイトルで恋愛リズムアドベンチャーの「アイ★チュウ」を6月に配信する予定となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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