建設関連株が軒並み急騰、値上がり上位50傑を埋め尽くす
「ゼネコン大手4社の合計売買代金だけをみても過去前例のない水準に膨らんでいると伝えられている。震災など社会的に負の材料ではなく、プラスの材料でここまで買われていることでマーケットの雰囲気改善にもつながる」(市場関係者)という見方。その値幅効果も絶大で、12時40分現在、値上がり率上位50傑はほぼすべてが建設株もしくはその周辺株で埋め尽くされている。大豊建設<1822.T>、鉄建<1815.T>、東急建設<1720.T>、浅沼組<1852.T>、大末建<1814.T>、福田組<1899.T>などストップ高銘柄が続出、そのうちの多くは後場に入ってもストップ高水準に張り付いたままだ。日本橋梁<5912.T>が急騰、PS三菱<1871.T>も値幅制限いっぱいに買われるなど橋梁株にも物色の矛先が向かい、大林道路<1896.T>、世紀東急工業<1898.T>などの道路株も値を飛ばしている。
さらに、物色資金は出遅れているものすべて巻き込むかのような勢いで横に広がりをみせており、酒井重工業<6358.T>などの道路機械、太平洋セメント<5233.T>など建設資材関連も上値追いが加速している。これについて、市場筋は「これまで蚊帳の外で長期波動では底値圏にあった銘柄が多く、雌伏期間が長かった分だけ新鮮味があり買い人気が反映されやすかった。前日、朝高後に伸び悩み陰線を引く銘柄が多かったことも、カラ売りを誘い込み、これがきょうの踏み上げにつながっているとみられる」(大手証券株式調査部)という指摘も出ている。PERなど指標面からは説明のつきにくい水準に買われている銘柄が多いのも事実で、需給先行の上昇だけに持続性に疑問符をつける向きもあるが、一部大手調査機関筋では向こう7年間の経済効果が150兆円と試算する声もあり、内需インフラ関連が当面の相場のリード役として注目されていることは確かなようだ。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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