*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に
・ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に
日経平均は4日ぶりに反発。前日比336.53円高(+0.85%)の39935.24円(出来高概算12億8000株)で前場の取引を終えている。
7日の米国市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高(+1.51%)の16273.38、S&P500は52.60ポイント高(+1.03%)の5157.36で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付きから上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し、終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後は3月限先物・オプション取引の特別清算値(SQ値、概算39863.92円)に絡んだ売買などが影響して、寄付き後の日経平均は、一時前日比マイナス圏に突入する場面が見られた。ただ、値がさ半導体株が強かったことから日経平均は切り返し、39900円台で前場の取引を終えた。なお、前場のプライム市場の売買代金はSQ値算出に絡んだ売買が加わったことから、3.7兆円まで膨らんだ。
日経平均採用銘柄では、鹿島建設<1812>、大成建設<1801>、大林組<1802>など建設株が総じて上昇したほか、日本銀行の金融政策決定会合への思惑が高まっていることから、みずほ<8411>、三井住友<8316>など銀行株も強い。このほか、大阪ガス<9532>、エーザイ<4523>、東エレクン<8035>、アドバンテスト<6857>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、子会社の自動翻訳機を手掛けるポケトークの上場報道を受けて親会社のソースネクスト<4344>がストップ高買い気配となった。
一方、保有するオリエンタルランド<4661>株式を譲渡することで期末配当予想を26円から34円に修正した京成電鉄<9009>が売られたほか、京王電鉄<9008>、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、JR東<9020>など鉄道株も総じて安い。このほか、為替の円高推移がネガティブ視されて、いすゞ自動車<7202>、スズキ<7269>など自動車株も連日で売られた。
セクターでは、銀行業、建設業、保険業、卸売業、電気・ガス業などが上昇した一方、陸運業、空運業、海運業、鉱業、輸送用機器などが下落した。
後場の日経平均は40000円台回復を試す展開となりそうだが、今晩の米雇用統計発表などが意識されて上値は重くなろう。為替が1ドル147円台まで円高ドル安が進行したことでトヨタ自<7203>など自動車関連が総じて安いことも上値を抑える要因となる。心理的な要因も踏まえ、SQ値(概算39863.92円)を終値ベースでしっかり終えたいところだ。
■ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す
8日午前の東京市場でドル・円は小じっ仮の値動きとなり、147円52銭から148円12銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは抑制されている。一方、日経平均株価は再び40000円台を目指す展開となり、円売り基調を強めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円52銭から148円12銭、ユーロ・円は161円62銭から162円18銭、ユーロ・ドルは1.0944ドルから1.0955ドル。
■後場のチェック銘柄
・地域新聞社<2164>、エスポア<3260>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・1月家計支出:前年比-6.3%(予想:-4.1%、12月:-2.5%)
・日・1月経常収支:+4382億円(予想:-3304億円、12月:+7443億円)
【要人発言】
・鈴木財務相
「デフレから脱却したとは考えていない」
<国内>
・14:00 1月景気動向指数・先行速報値(予想:109.7、12月:110.2)
・14:00 2月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.6、1月:50.2)
<海外>
・16:00 独・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.6%、12月:-1.6%)
<CS>
・日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に
・ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は4日ぶりに反発、半導体株上昇で40000円台回復を試す格好に
日経平均は4日ぶりに反発。前日比336.53円高(+0.85%)の39935.24円(出来高概算12億8000株)で前場の取引を終えている。
7日の米国市場は続伸。ダウ平均は130.30ドル高(+0.34%)の38791.35ドル、ナスダックは241.83ポイント高(+1.51%)の16273.38、S&P500は52.60ポイント高(+1.03%)の5157.36で取引を終了した。10-12月期単位労働コストが予想を下回ったことを受けた金利低下を好感し、寄り付きから上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は6日に続き上院議会証言で経済が予想通りに展開した場合の年内の利下げの可能性を繰り返したため利下げ期待を受けた買いがさらに強まり続伸した。特にエヌビディアなど半導体セクターの上昇が相場を一段と押し上げ、終日堅調に推移し、終了。S&P500種指数は史上最高値を更新した。
米国株の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き直後は3月限先物・オプション取引の特別清算値(SQ値、概算39863.92円)に絡んだ売買などが影響して、寄付き後の日経平均は、一時前日比マイナス圏に突入する場面が見られた。ただ、値がさ半導体株が強かったことから日経平均は切り返し、39900円台で前場の取引を終えた。なお、前場のプライム市場の売買代金はSQ値算出に絡んだ売買が加わったことから、3.7兆円まで膨らんだ。
日経平均採用銘柄では、鹿島建設<1812>、大成建設<1801>、大林組<1802>など建設株が総じて上昇したほか、日本銀行の金融政策決定会合への思惑が高まっていることから、みずほ<8411>、三井住友<8316>など銀行株も強い。このほか、大阪ガス<9532>、エーザイ<4523>、東エレクン<8035>、アドバンテスト<6857>が買われた。日経平均採用以外の銘柄では、子会社の自動翻訳機を手掛けるポケトークの上場報道を受けて親会社のソースネクスト<4344>がストップ高買い気配となった。
一方、保有するオリエンタルランド<4661>株式を譲渡することで期末配当予想を26円から34円に修正した京成電鉄<9009>が売られたほか、京王電鉄<9008>、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、JR東<9020>など鉄道株も総じて安い。このほか、為替の円高推移がネガティブ視されて、いすゞ自動車<7202>、スズキ<7269>など自動車株も連日で売られた。
セクターでは、銀行業、建設業、保険業、卸売業、電気・ガス業などが上昇した一方、陸運業、空運業、海運業、鉱業、輸送用機器などが下落した。
後場の日経平均は40000円台回復を試す展開となりそうだが、今晩の米雇用統計発表などが意識されて上値は重くなろう。為替が1ドル147円台まで円高ドル安が進行したことでトヨタ自<7203>など自動車関連が総じて安いことも上値を抑える要因となる。心理的な要因も踏まえ、SQ値(概算39863.92円)を終値ベースでしっかり終えたいところだ。
■ドル・円は小じっかり、148円付近に値を戻す
8日午前の東京市場でドル・円は小じっ仮の値動きとなり、147円52銭から148円12銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル売りは抑制されている。一方、日経平均株価は再び40000円台を目指す展開となり、円売り基調を強めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円52銭から148円12銭、ユーロ・円は161円62銭から162円18銭、ユーロ・ドルは1.0944ドルから1.0955ドル。
■後場のチェック銘柄
・地域新聞社<2164>、エスポア<3260>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・1月家計支出:前年比-6.3%(予想:-4.1%、12月:-2.5%)
・日・1月経常収支:+4382億円(予想:-3304億円、12月:+7443億円)
【要人発言】
・鈴木財務相
「デフレから脱却したとは考えていない」
<国内>
・14:00 1月景気動向指数・先行速報値(予想:109.7、12月:110.2)
・14:00 2月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.6、1月:50.2)
<海外>
・16:00 独・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.6%、12月:-1.6%)
<CS>
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