■WASHハウ <6537> 389円 (+80円、+25.9%) ストップ高
WASHハウス <6537> [東証G]がストップ高。時事通信が6日夜、「殺虫剤メーカーに寄せられるトコジラミの相談が昨年から急増している」と報じた。株式市場では、トコジラミ対策としてコインランドリーでの乾燥機の利用が増加するとの思惑から、短期資金がWASHハウに流入したようだ。全体相場が調整色を強めるなかで、アース製薬 <4985> [東証P]やフマキラー <4998> [東証S]も底堅く推移。報道によると、トコジラミは気温25度前後で活発化するといい、相談件数は春・夏には更に増えそうだとしている。
■日本ラッド <4736> 2,026円 (+400円、+24.6%) ストップ高
日本ラッド <4736> [東証S]がストップ高。株価は4営業日連続のストップ高。米国株市場ではエヌビディア
■免疫生物研 <4570> 606円 (+100円、+19.8%) ストップ高
免疫生物研究所 <4570> [東証G]がストップ高。6日の取引終了後、国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院との共同開発により、体外診断用医薬品の製造販売承認を取得したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。開発したのは「赤痢アメーバ抗体ELISA─IBL」。血清中の赤痢アメーバ抗体を検出する検査キットで、感染症を早期に発見できるようにする。現在、保険適用に向けて準備をしており、適用後に販売を開始する予定という。
■グローバルI <4171> 1,598円 (+244円、+18.0%) 一時ストップ高
グローバルインフォメーション <4171> [東証S]が7日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。同社は6日取引終了後、フランスの人工知能(AI)ソフトウェア開発企業のレポートリンカーと業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。レポートリンカーは、AIを搭載した市場・競合分析プラットフォーム「レポートリンカー」を開発・提供している企業。グローバルIは今後、日本国内で「レポートリンカー」の販売を推し進めるとしている。
■クシム <2345> 370円 (+55円、+17.5%)
クシム <2345> [東証S]が9日続急騰。 ブロックチェーンの受託開発を行うほか、暗号資産に関するコンサルティングなど、ビジネスモデルを暗号資産分野に特化させ、業績立て直しを図っている。6日取引終了後、暗号資産交換所を運営する子会社Zaifがブロックチェーンを活用したeスポーツのオンライントーナメントプラットフォームを運営する韓国・SevenlineLabsと業務提携契約を締結したことを発表、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込む格好となった。
■名古屋電機 <6797> 2,039円 (+286円、+16.3%)
名古屋電機工業 <6797> [名証M]が続急騰。2000円台に乗せて昨年来高値を更新した。東京証券取引所が6日、名古屋電機のスタンダード市場への新規上場を承認した。株式の流動性が向上すると期待した買いが入ったようだ。スタンダード市場への上場予定日は3月13日。名証メイン市場との重複上場となる。
■住石HD <1514> 5,380円 (+515円、+10.6%) 一時ストップ高
住石ホールディングス <1514> [東証S]が7日続急騰、一時ストップ高となった。特段の材料がないなかで「連日の急騰がさまざまな思惑を広げる形となり、短期資金を巻き込んで人気化している」(国内証券の投資情報担当者)という。米大統領選の共和党候補に関し、トランプ前大統領の指名獲得が確実な状況となるなか、トランプ氏の大統領再選シナリオを見据えて、石炭関連株である住石HDへの資金が流入したとの見方が一部にあり、7日は日本コークス工業 <3315> [東証P]も大幅高となるなど、思惑買いが広がっている。更に、住石HDに対しては、空売りポジションを抱える外資系の機関投資家がショートカバーに動かざるを得なくなるとの思惑もあって、投資家の関心が一段と高まっている面もあるとみられている。
■AViC <9554> 1,078円 (+98円、+10.0%)
エイビック <9554> [東証G]が急反騰。岩井コスモ証券は6日、同社株の投資判断「A」と目標株価1600円を継続した。同社はインターネット広告市場で、デジタルマーケティング事業を展開。成長戦略への取り組みが奏功し、第1四半期(23年10-12月)の連結営業利益は8200万円と堅調で社内計画比で想定以上の進捗となった模様。24年9月期業績には、新たな取り組みや施策は期初計画に織り込まれておらず、同証券では今期の同利益は会社予想の3億5300万円に対し4億円への増額修正を見込んでいる。
■ボードルア <4413> 3,585円 (+235円、+7.0%)
ボードルア <4413> [東証G]が続急伸。6日の取引終了後、ソフトウェアのテスト・検証業務などを行うFunClock(東京都港区)を株式取得と株式交換を通じて完全子会社化すると発表しており、好材料視された。ボードルアは、ITインフラストラクチャ分野の中でも先端技術分野に主軸を置き、専門人材・高度専門人材が企画・提案から運用フェーズまでを手掛けているが、テスト・検証フェーズを行うFunClockをグループ化することでサービスの効率化を図ることが目的。FunClockの発行済み株数2000株のうち、株式取得により1100株を取得し、残り900株を株式交換により取得するとしており、株式取得による取得価額は3億8700万円、株式交換ではFunClock株式1株に対して、ボードルア株式110.6797株を割当交付するとしている。なお、同件による業績への影響は精査中としている。
■FJネクHD <8935> 1,319円 (+86円、+7.0%)
東証プライムの上昇率9位。FJネクストホールディングス <8935> [東証P]が続急伸。7日午後2時に24年3月期の連結業績予想を上方修正したと発表。期末配当予想も増額しており、これらを評価した買いが入ったようだ。今期の売上高予想は930億円から1000億円(前期比18.1%増)、経常利益予想は75億円から90億円(同9.5%増)に見通しを引き上げた。経常利益は減益予想から一転して増益を見込む。不動産開発事業において、資産運用型マンションの販売が計画を上回った。期末配当予想はこれまでの24円に特別配当2円を加え26円とした。年間配当予想は50円(前期比2円増配)となる。
■ナルネット <5870> 1,149円 (+74円、+6.9%)
ナルネットコミュニケーションズ <5870> [東証G]が続急伸。伊藤忠商事 <8001> [東証P]と伊藤忠エネクス <8133> [東証P]が6日、中古車販売のビッグモーター(東京都多摩市)の事業再建に向けた契約を関係者間で締結したと発表した。ナルネットは自動車メンテナンス受託事業などを手掛け、大株主は伊藤忠とエネクスが設立したMobility & Maintenance Japanとなっている。ナルネットに対しては、伊藤忠がビッグモーターの主要事業を引き継ぐことに伴う事業への好影響への思惑が一段と膨らむ形となり、資金流入を誘ったようだ。会社分割方式により、ビッグモーターの主要事業を新会社に承継する予定。今後、所定の条件が充足された後に、速やかに新会社として再出発を図るとしている。
■ラウンドワン <4680> 768円 (+41円、+5.6%)
ラウンドワン <4680> [東証P]が3日続急伸。同社は7日の午前11時45分ごろ、2月の売り上げ状況(速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比10.2%増となり、1月の伸び率(4.7%増)から拡大したことが好感されたようだ。うるう年で営業日が前年同月と比較して1日多かったことや、土日祝日数が1日多かったことなどを考慮すると実質で約6%増だったという。また、直近(2月26日~3月3日)の既存店売上高は前年同週比で約4%増になったとしている。
■荏原実業 <6328> 3,505円 (+150円、+4.5%)
荏原実業 <6328> [東証P]が大幅反発。6日の取引終了後、「停電時マンホールポンプ起動支援システム」が、国土交通省が運営する、民間企業などにより開発された新技術に係る情報を共有及び提供するためのデータベースである「NETIS」に登録されたと発表しており、好材料視された。「停電時マンホールポンプ起動支援システム」は従来の発電機ではなく、電動車両(EV/PHEV)や可搬型蓄電池から給電することでポンプを応急起動しマンホールの溢水を防ぐ、都市の防災機能を強化するシステム。今回の登録により、コンサルタントを含む発注者や施工者に新技術として活用されやすくなり、需要増加が期待されている。
※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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