通信の先進テクノロジーに対応、生成AIとの融合で広がるユースケース
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、データ通信サービス
「SORACOM Air」の契約回線数(*1)が、700万を突破したことをお知らせします。
IoTプラットフォームSORACOMは製造、エネルギー、金融などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、幅広い業界で利用されています。
主要サービスのひとつである「SORACOM Air for セルラー」は、企業がIoT通信を効率よく活用できる環境を提供しており、185の国と地域、428の通信キャリアを通じて世界中のIoTビジネスをサポートしています。
今回の700万回線達成を支える技術的な特長とユースケースについて、以下でご紹介します。
(*1) 海外法人からの提供を含む SORACOM Air の総回線数。SORACOM Air for セルラー、Sigfox、LoRaWANを含む。
SORACOM IoT SIMの特徴
「SORACOM Air for セルラー」は、1枚のSIMで世界中の通信事業者のセルラーネットワークにアクセスできるデータ通信サービスです。ユーザーは、SORACOMのユーザーコンソールまたはAPI連携により、回線の開通や休止、接続状況の管理を手軽に行えます。また、複数のキャリアに対応する「マルチキャリア」機能や、後から通信契約を追加できる「サブスクリプションコンテナ」機能など、柔軟で拡張性のある設計が特長です。
これらの機能により、お客さまはエリアや用途に応じた最適な通信契約を選択し、グローバルに安定した通信環境を利用することが可能です。
小型端末や車載で採用されるeSIM、新世代テクノロジー「iSIM」
「SORACOM Air for セルラー」は、カード型SIMに加え、チップ型SIM(Embedded SIM、eSIM)の提供も行っており、現在は総回線数の51%をeSIMが占めています。eSIMは、スマートウォッチやヘルスケアデバイスなどの小型機器、車載などの振動が多い厳しい環境で利用されるデバイスに適しています。デバイス開発の小ロット化も進んでおり、SORACOMでは2024年10月から100枚単位でもeSIMの提供を開始しました。
さらに、次世代の「iSIM(Integrated SIM)」技術にもいち早く着目し、Sony Semiconductor Israel Ltd.およびKigenと協力し、iSIMの商用化に向けた検証を行ってきました。2024年10月に正式に商用化、iSIM搭載モジュールを提供開始しました。最新のテクノロジーをSORACOMでご利用いただけます。
衛星通信との連携でIoT通信の新たな可能性
SORACOMは衛星通信プロバイダーSkylo Technologiesと協業し、SORACOM IoT SIMに衛星通信サービスを追加できる新しいサブスクリプション「planNT1」を2024年7月に提供開始しました。この新しいサービスにより、セルラー通信が届かない森林や砂漠、海上などのエリアでも、同一のデバイスで衛星通信が利用できるため、より広範囲なユースケースへの対応可能になります。
多岐にわたる利用事例 - 製造業から日常生活まで支えるIoT -
SORACOMは、さまざまな分野で活用されています。その一例をご紹介します。
THK株式会社は製造業の装置やヒト、エネルギーにまつわるロスを数値化し削減するソリューション「OMNIedge」にSORACOMを採用。設備トラブルや不良発生を遠隔でモニタリングし、AIアルゴリズムで異常を検出、診断することで効率的なメンテナンスをサポートします。日本国内および、グローバルに展開しています。
株式会社NX総合研究所は、コンサルティングの知見を元に、倉庫の作業分析ツール「ろじたん」を提供。SORACOMの活用で、スムーズな導入の実現や現場の効率化を支援しています。
株式会社ONDは、登山やトレイルランニングにおけるGPSトラッキングサービス「IBUKI」を開発。SORACOMの省電力通信技術を利用し、山中での安全を確保するサービスを展開しています。
詳細やその他の事例は、SORACOMのIoT事例サイトでご紹介しています。
SORACOM IoT USE CASE https://iot-usecase.com/
IoTと生成AIの融合 - 次世代のユースケース
IoTと生成AIを組み合わせることで、データの利活用は新たな段階に進んでいます。株式会社松尾研究所とともに推進する「IoT x GenAI Lab」は、三菱電機株式会社との共同実証実験で、複数のデータソースを元に汎用的な生成AIサービスで空調設定を判別した結果、快適さを保持しながら期間平均48%の電力使用量の削減を実現したという成果を発表しました。
三菱電機とソラコム・松尾研究所「IoT × GenAI Lab」が、IoTと生成AIを応用した空調機器制御の実証実験を実施
https://soracom.com/ja/news/20240711-iot-genai-poc-report
さらに、2024年7月には、生成AIを活用したIoTアプリケーションをローコードで構築できるサービス「SORACOM Flux」をリリース。工場や倉庫などでの異常があった際に通知する、カメラの映像から状況を生成AIに分析させて定期的にレポートする、といったアプリケーションを、高度な専門知識がなくても構築することができ、さまざまなユースケースでの実証が進んでいます。
生成AIを活用したIoTアプリケーションをローコードで開発、「SORACOM Flux」を提供開始
https://soracom.com/ja/news/20240717-soracom-flux
ソラコムは、SORACOMプラットフォームを進化させながら、お客さま、パートナー企業とともに社会やビジネスのイノベーションに貢献していきます。
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
https://soracom.com
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)は、データ通信サービス
「SORACOM Air」の契約回線数(*1)が、700万を突破したことをお知らせします。
IoTプラットフォームSORACOMは製造、エネルギー、金融などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、幅広い業界で利用されています。
主要サービスのひとつである「SORACOM Air for セルラー」は、企業がIoT通信を効率よく活用できる環境を提供しており、185の国と地域、428の通信キャリアを通じて世界中のIoTビジネスをサポートしています。
今回の700万回線達成を支える技術的な特長とユースケースについて、以下でご紹介します。
(*1) 海外法人からの提供を含む SORACOM Air の総回線数。SORACOM Air for セルラー、Sigfox、LoRaWANを含む。
SORACOM IoT SIMの特徴
「SORACOM Air for セルラー」は、1枚のSIMで世界中の通信事業者のセルラーネットワークにアクセスできるデータ通信サービスです。ユーザーは、SORACOMのユーザーコンソールまたはAPI連携により、回線の開通や休止、接続状況の管理を手軽に行えます。また、複数のキャリアに対応する「マルチキャリア」機能や、後から通信契約を追加できる「サブスクリプションコンテナ」機能など、柔軟で拡張性のある設計が特長です。
これらの機能により、お客さまはエリアや用途に応じた最適な通信契約を選択し、グローバルに安定した通信環境を利用することが可能です。
小型端末や車載で採用されるeSIM、新世代テクノロジー「iSIM」
「SORACOM Air for セルラー」は、カード型SIMに加え、チップ型SIM(Embedded SIM、eSIM)の提供も行っており、現在は総回線数の51%をeSIMが占めています。eSIMは、スマートウォッチやヘルスケアデバイスなどの小型機器、車載などの振動が多い厳しい環境で利用されるデバイスに適しています。デバイス開発の小ロット化も進んでおり、SORACOMでは2024年10月から100枚単位でもeSIMの提供を開始しました。
さらに、次世代の「iSIM(Integrated SIM)」技術にもいち早く着目し、Sony Semiconductor Israel Ltd.およびKigenと協力し、iSIMの商用化に向けた検証を行ってきました。2024年10月に正式に商用化、iSIM搭載モジュールを提供開始しました。最新のテクノロジーをSORACOMでご利用いただけます。
衛星通信との連携でIoT通信の新たな可能性
SORACOMは衛星通信プロバイダーSkylo Technologiesと協業し、SORACOM IoT SIMに衛星通信サービスを追加できる新しいサブスクリプション「planNT1」を2024年7月に提供開始しました。この新しいサービスにより、セルラー通信が届かない森林や砂漠、海上などのエリアでも、同一のデバイスで衛星通信が利用できるため、より広範囲なユースケースへの対応可能になります。
多岐にわたる利用事例 - 製造業から日常生活まで支えるIoT -
SORACOMは、さまざまな分野で活用されています。その一例をご紹介します。
THK株式会社は製造業の装置やヒト、エネルギーにまつわるロスを数値化し削減するソリューション「OMNIedge」にSORACOMを採用。設備トラブルや不良発生を遠隔でモニタリングし、AIアルゴリズムで異常を検出、診断することで効率的なメンテナンスをサポートします。日本国内および、グローバルに展開しています。
株式会社NX総合研究所は、コンサルティングの知見を元に、倉庫の作業分析ツール「ろじたん」を提供。SORACOMの活用で、スムーズな導入の実現や現場の効率化を支援しています。
株式会社ONDは、登山やトレイルランニングにおけるGPSトラッキングサービス「IBUKI」を開発。SORACOMの省電力通信技術を利用し、山中での安全を確保するサービスを展開しています。
詳細やその他の事例は、SORACOMのIoT事例サイトでご紹介しています。
SORACOM IoT USE CASE https://iot-usecase.com/
IoTと生成AIの融合 - 次世代のユースケース
IoTと生成AIを組み合わせることで、データの利活用は新たな段階に進んでいます。株式会社松尾研究所とともに推進する「IoT x GenAI Lab」は、三菱電機株式会社との共同実証実験で、複数のデータソースを元に汎用的な生成AIサービスで空調設定を判別した結果、快適さを保持しながら期間平均48%の電力使用量の削減を実現したという成果を発表しました。
三菱電機とソラコム・松尾研究所「IoT × GenAI Lab」が、IoTと生成AIを応用した空調機器制御の実証実験を実施
https://soracom.com/ja/news/20240711-iot-genai-poc-report
さらに、2024年7月には、生成AIを活用したIoTアプリケーションをローコードで構築できるサービス「SORACOM Flux」をリリース。工場や倉庫などでの異常があった際に通知する、カメラの映像から状況を生成AIに分析させて定期的にレポートする、といったアプリケーションを、高度な専門知識がなくても構築することができ、さまざまなユースケースでの実証が進んでいます。
生成AIを活用したIoTアプリケーションをローコードで開発、「SORACOM Flux」を提供開始
https://soracom.com/ja/news/20240717-soracom-flux
ソラコムは、SORACOMプラットフォームを進化させながら、お客さま、パートナー企業とともに社会やビジネスのイノベーションに貢献していきます。
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
https://soracom.com
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