11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反落、ソフトバンクGが下支え、外需へのシフトを見極め
・ドル・円は下値が堅い、米CPI見極めムードか
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はテルモ<4543>
■日経平均は反落、ソフトバンクGが下支え、外需へのシフトを見極め
日経平均は 日経平均は反落。43.89円安の21750.43円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国市場では米中貿易摩擦への警戒感が後退した流れからNYダウは428ドル高となったが、昨日の段階で米国株高を織り込む形で上昇しており、市場の反応は限られた。ソフトバンクG<9984>の指数インパクトから小幅に上昇して始まった日経平均だが、その後こう着感の強い相場展開の中、NYダウ先物の弱い値動きもあって、前場半ばには下げに転じている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは原油相場の上昇から、石油石炭、鉱業が3%を超える上昇。海運、非鉄金属、証券、鉄鋼、機械、保険、卸売がしっかり。一方で、小売、サービス、精密機器、食料品、水産農林、医薬品など内需・ディフェンシブを中心に利益確定の流れが優勢だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、花王<4452>が重石になる半面、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、信越化<4063>、TDK<6762>が下支え。
ソフトバンクG<9984>の上昇によってファーストリテ<9983>、テルモ<4543>の2社の下落分を吸収する格好であるが、内需・ディフェンシブ系を中心に幅広く利益確定の売りに押されており、日経平均のプラスキープは難しかったようだ。NYダウ先物が弱含みで推移しているため、利益確定に向かわせている面もありそうだ。また、週末にオプションSQを控えていることも、手掛けづらくさせているとみられる。
もっとも、日経平均は5日線をキープしており、底堅さは意識される。東エレク<8035>が下げに転じるなどハイテクの戻りの鈍さが嫌気されそうだが、まずはソフトバンクG<9984>の強い値動きが安心感につながるところ。TOPIXが下落して終えていることもあり、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が売り込みづらくさせよう。北朝鮮・最高人民会議(第13期6回会議)開催などもあって上値追いは慎重になりそうだが、内需から外需へのシフトが続くようだと、日経平均の緩やかなリバウンド期待は高まろう。
(村瀬智一)
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は下値が堅い、米CPI見極めムードか
11日午前の東京市場で、ドル・円は11日午後の東京市場で、ドル・円は107円付近で下値の堅い値動きとなっている。日経平均株価や米株式先物のマイナス圏推移で、リスク選好的な円売りは後退。また米10年債利回りの弱含みでドル買いも入りづらい。ただ、今晩発表の米3月消費者物価指数(CPI)で今後の引き締め加速への期待が高まる可能性から、ドル売りは仕掛けづらいようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円97銭から107円26銭、ユーロ・円は132円28銭から132円54銭、ユーロ・ドルは1.2351ドルから1.2365ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サムシングHD<1408>やマネックスG<8698>など5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はテルモ<4543>
■経済指標・要人発言
・カプラン米ダラス連銀総裁
「逆風を考慮し、米利上げは段階的かつ辛抱強く行うべき」
「米利上げは今年3回にすべきというのが依然として基本ケース」
「2018年の米経済は比較的堅調、成長率は2.5-2.75%に」
「2019年の成長率はやや鈍化、2020年までに1.75%に」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・15:15 黒田日銀総裁あいさつ(信託大会)
<海外>
特になし
<DM>
・日経平均は反落、ソフトバンクGが下支え、外需へのシフトを見極め
・ドル・円は下値が堅い、米CPI見極めムードか
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はテルモ<4543>
■日経平均は反落、ソフトバンクGが下支え、外需へのシフトを見極め
日経平均は 日経平均は反落。43.89円安の21750.43円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国市場では米中貿易摩擦への警戒感が後退した流れからNYダウは428ドル高となったが、昨日の段階で米国株高を織り込む形で上昇しており、市場の反応は限られた。ソフトバンクG<9984>の指数インパクトから小幅に上昇して始まった日経平均だが、その後こう着感の強い相場展開の中、NYダウ先物の弱い値動きもあって、前場半ばには下げに転じている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは原油相場の上昇から、石油石炭、鉱業が3%を超える上昇。海運、非鉄金属、証券、鉄鋼、機械、保険、卸売がしっかり。一方で、小売、サービス、精密機器、食料品、水産農林、医薬品など内需・ディフェンシブを中心に利益確定の流れが優勢だった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、花王<4452>が重石になる半面、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、信越化<4063>、TDK<6762>が下支え。
ソフトバンクG<9984>の上昇によってファーストリテ<9983>、テルモ<4543>の2社の下落分を吸収する格好であるが、内需・ディフェンシブ系を中心に幅広く利益確定の売りに押されており、日経平均のプラスキープは難しかったようだ。NYダウ先物が弱含みで推移しているため、利益確定に向かわせている面もありそうだ。また、週末にオプションSQを控えていることも、手掛けづらくさせているとみられる。
もっとも、日経平均は5日線をキープしており、底堅さは意識される。東エレク<8035>が下げに転じるなどハイテクの戻りの鈍さが嫌気されそうだが、まずはソフトバンクG<9984>の強い値動きが安心感につながるところ。TOPIXが下落して終えていることもあり、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が売り込みづらくさせよう。北朝鮮・最高人民会議(第13期6回会議)開催などもあって上値追いは慎重になりそうだが、内需から外需へのシフトが続くようだと、日経平均の緩やかなリバウンド期待は高まろう。
(村瀬智一)
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は下値が堅い、米CPI見極めムードか
11日午前の東京市場で、ドル・円は11日午後の東京市場で、ドル・円は107円付近で下値の堅い値動きとなっている。日経平均株価や米株式先物のマイナス圏推移で、リスク選好的な円売りは後退。また米10年債利回りの弱含みでドル買いも入りづらい。ただ、今晩発表の米3月消費者物価指数(CPI)で今後の引き締め加速への期待が高まる可能性から、ドル売りは仕掛けづらいようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円97銭から107円26銭、ユーロ・円は132円28銭から132円54銭、ユーロ・ドルは1.2351ドルから1.2365ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・サムシングHD<1408>やマネックスG<8698>など5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はテルモ<4543>
■経済指標・要人発言
・カプラン米ダラス連銀総裁
「逆風を考慮し、米利上げは段階的かつ辛抱強く行うべき」
「米利上げは今年3回にすべきというのが依然として基本ケース」
「2018年の米経済は比較的堅調、成長率は2.5-2.75%に」
「2019年の成長率はやや鈍化、2020年までに1.75%に」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・15:15 黒田日銀総裁あいさつ(信託大会)
<海外>
特になし
<DM>
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