<4216> 旭有機材
四季報によると、前期買収子会社が通期で寄与し売上高31億円上乗せ。半導体向け管材が期初から絶好調。樹脂も自動車向け、トンネル掘削用固結剤が好伸。水処理も堅調。原料高、償却費増こなす。会社増額営業益はなお保守的。のれん特益。連続増配。7月のドバイに続き、南アフリカへの販売子会社開設は年内目指す。メキシコの鋳物用樹脂工場稼働は10月予定。
10月31日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+16.0%の39億円、経常利益+20.5%の41億円の増収・増益の見通し。5月15日時点の営業利益+4.1%の35億円、経常利益+2.9%の35億円から7月31日に営業利益、経常利益が上方修正し10月31日時点に至る。
2012年10月12日の875円(併合前175円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2015年12月8日の1535円(併合前307円)まで上昇し、ここでいったん調整入りとなって2016年2月12日の920円(併合前184円)まで下げました。その後、もみあったあと6月24日の925円(併合前185円)を2点底にして、上昇トレンド(A)へ転換し、この中で今年の2月1日の2340円でいったんピークをつけ、短期の下降トレンド(B)を形成しました。この中で4月9日の1568円まで下げて上昇トレンド(C)へ移行し、10月2日の2935円でピークをつけ、日経平均の大幅下落につれ安して、11月1日の1951円まで下落しました。ここで5月30日1958円水準がフシのような形となって反発し、11月8日の2104円で買転換となっています。
<1301> 極洋
四季報によると、カツオ・マグロの巻き網漁と加工は堅調。ただ水産商事はエビ、北洋魚の市況低迷が前半響く。冷凍食品は数量増勢ながら原料高圧迫。常温食品もサバ缶の原料不足が痛い。後半挽回でも会社営業増益計画には過大感。営業外の為替差益ない。創立来初の企業CM放映開始。拡大戦略の柱に据える食品事業のブランド『シーマルシェ』とともに認知度向上図る。
11月5日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+18.1%の48億円、経常利益+3.7%の46億円と3期連続の増収・増益の見通し。
2012年9月6日の1750円(併合前175円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2013年6月4日の3410円(併合前341円)を高値に、6月7日の2130円(併合前213円)まで急落後、三角保ち合い(B)を形成しました。この中で煮詰まったあと上放れとなり、今年の1月10日には4460円の高値をつけました。ここでいったんピークとなって下降トレンド(C)へ転換し、10月30日には2981円まで下げ、ここからもみあって11月12日に3160円で買転換となっています。
<2502> アサヒグループホールディングス
四季報によると、国内酒類はビールで競争激しい。が、飲料はチルド剥落でも主力品の好調続く。海外も欧州の好天候追い風に絶好調。中国事業の非連結化で時価評価益。19年12月期は欧州の高価格帯ビール好調続く。豪州で19年1月『スーパードライ』の現地生産開始、高級ビールとして拡販。約35億円かけ設備も増強。苦戦の新ジャンルは主力品刷新と新製品でテコ入れ。
11月2日発表時点、2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+11.4%の2040億円、経常利益+3.1%の2030億円の連続の増収・増益の見通し。8月2日時点の予想と変わらず。
長期上昇後の2015年8月10日の4395円をピークにして、下降トレンド(A)へ転換しました。この中で2016年6月24日の3127円で底打ちとなり、もみあったあと12月14日の3355円を2番底にして上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で2018年1月9日の6076円をピークにもみあったあと5月11日の6069円で2番天井となって、下降トレンド(C)へ転換しました。この下降トレンド(C)の中で右側を直角とする下値を切り下げる直角三角形の保ち合いとなり、8月16日の4846円、9月7日の4709円、10月11日の4670円と三段の順下げのあと反発し、上放れて11月6日に5177円まで上昇し押し目を形成しています。
<4114> 日本触媒
四季報によると、アクリル酸は再値上げで利幅改善へ。高吸水性樹脂は数量着実、ベルギー工場立ち上げも計画線。増設負担は国内償却減で一部カバー。小粒ながら電材・機能材も稼ぐ。持分MMAモノマー快走。インドネシアでアクリル酸、タイで界面活性剤の新工場調査中。自動車塗料用マロネート樹脂の事業化視野。2次電池添加剤の生産開始、収益化は2~3年先。
11月6日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益-2.7%の260億円、経常利益+0.6%の325億円とほぼ変わらずの状況となっていますが、割安水準といえます。
2015年4月6日の5090円を安値とし、6月7日の6920円を高値とする三角保ち合いを形成し、この煮詰まったところで9月20日の6130円を安値に上放れとなり、10月31日に7310円まで上昇しました。ここでいったん押し目を形成し、11月9日の6400円まで下げたあと、ここから下値を切り上げる上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、大きな上下動を繰り返し、今年の10月2日には8960円の高値更新のあと大幅下落となって上昇トレンド(B)をいったん下に切り、11月6日の6550円まで下げたあと反発に転じ、11月12日に7080円の買転換のあと押し目となっています。
<2376> サイネックス
四季報によると、出版は無料電話帳、地域行政情報誌中心に回復。Web・ソリューションはeコマース堅調、不採算事業見直しも寄与。前期落ち込んだロジスティクスはDM他新規案件増で持ち直す。営業益底打ち。口コミ解析などビッグデータ活用のソリューション提供会社を子会社化。大阪市天王寺区で用地取得(100坪以上)進め、将来は本社・グループ機能集約構想。
11月9日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年11月16日3月期比で営業利益+20.9%6.20億円、経常利益+27.7%の6.40億円の増収・増益の身見通し。
2015年4月8日の2619円をピークに下降トレンド(A)へ転換し、この中で2016年2月12日の699円、6月27日の680円と2点底をつけて、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2017年3月8日の1298円の戻り高値をつけて、下降トレンド(C)へ転換し、この中で今年の10月30日に726円で目先の底打ちとなって下降トレンド(C)を上にぬけて11月12日に812円で買転換となっています。
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