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2024/08/07 - 日経平均(100000018) の関連ニュース。 7日の東京株式市場も目の回るような値の荒い相場が続いた。日経平均株価は5日が4451円安と史上最大の下落幅、一転して6日は3217円高と史上最大の上昇幅を記録。続く今日は、朝方に930円超安に売られたが、その後1100円超高まで値を上げる場面があった。1日の値幅が2000円を超える乱高下となり結局、前日比414円高で取引を終えた。 この日の焦点は、日銀の内田真一副総裁が午前10時30分過ぎに「市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と発言したことだ。7月31日に結果が発表された日銀金融政策決定会合では追加利上げが公表され、植田

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明日の株式相場に向けて=一転「ハト派」姿勢の日銀と日経平均株価の上値メド

明日の株式相場に向けて=一転「ハト派」姿勢の日銀と日経平均株価の上値メド  7日の東京株式市場も目の回るような値の荒い相場が続いた。日経平均株価は5日が4451円安と史上最大の下落幅、一転して6日は3217円高と史上最大の上昇幅を記録。続く今日は、朝方に930円超安に売られたが、その後1100円超高まで値を上げる場面があった。1日の値幅が2000円を超える乱高下となり結局、前日比414円高で取引を終えた。

 この日の焦点は、日銀の内田真一副総裁が午前10時30分過ぎに「市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と発言したことだ。7月31日に結果が発表された日銀金融政策決定会合では追加利上げが公表され、植田和男日銀総裁の会見内容も「タカ派」的だったとも受け止められた。今回の東京市場の株価暴落は、日銀の利上げがひとつの契機となったとみる声もあるなか、内田副総裁は「ハト派」的な発言を行うことで火消しに走ったとも受け止められる。

 日銀の政策にはさまざまな声がありそうだが、ともかく日経平均株価は一時3万5800円台まで値を戻した。今後、注目されるのは戻りのメドだろう。市場には「まずは3万6000円台のチャート上の節を突破できるかが、当面のポイント」(アナリスト)とみる声がある。心理上の節である3万6000円に続いて、4月安値3万6733円、更に7月11日高値から8月5日安値までの終値ベースでの下げ幅の半値戻し3万6841円がある。特に「半値戻しは全値戻し」とも言われるだけに、ここから一段の上値の節を突破できるかは、上昇基調を維持するうえでの重要な点となる。

 個別銘柄をみれば、再び「PBR1倍割れ」銘柄が目立つ状態となっている。トヨタ自動車<7203.T>が0.94倍、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が0.83倍、ソフトバンクグループ<9984.T>も0.91倍といった具合で、バーゲンセール状態とも言えるだけに中長期的には格好の拾い場となることが考えられる。

 今晩は米国でウォルト・ディズニー<DIS>の決算が発表される。明日は7月開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」が公表される。東京エレクトロン<8035.T>リクルートホールディングス<6098.T>花王<4452.T>などの決算も予定されている。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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