明日の株式相場見通し=値固めから徐々に戻り試す、内需系中心に買い戻し持続
あす(29日)の東京株式市場は、値固めから徐々に戻りを試す展開が予想される。依然として英国の欧州連合(EU)離脱決定による動揺は尾を引いているものの、景気対策への期待感を背景に、下げ過ぎた内需関連銘柄を中心に買い戻しの流れが継続しそうだ。
市場関係者からは「きょうは、前日の欧米株式市場が続落したことを嫌気して、寄り付きの日経平均株価は大幅反落し、一時前日比300円を超える下げ幅で1万5000円台を割り込んだ。ところがこの水準から“公的資金の買いが入った”との観測が市場で流れ、株価指数先物主導で一時400円幅も一気に上昇する場面もあった。きのうに続いて前日比プラスで引けたことで、参加者にも落ち着きが増しそうだ」との見方が出ていた。
28日の東京株式市場は売り先行で始まり、日経平均株価は一時大きく下げたものの、売り一巡後は急速な戻りをみせプラス圏に切り返し、一時前日比134円高まで上昇したものの、終値は前日比13円93銭高の1万5323円14銭と小幅続伸にとどまった。
日程面では、医療関連受託事業、介護・保育事業を手掛けるソラスト<6197.T>、珈琲所コメダ珈琲店チェーンなどを運営する子会社の経営管理を担うコメダホールディングス<3543.T>の2社が東証1部市場に新規上場する。このほかに、5月の商業動態統計、株主総会開催集中日に注目。海外では、G20エネルギー相会合(~30日)、米5月の個人所得・支出が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「きょうは、前日の欧米株式市場が続落したことを嫌気して、寄り付きの日経平均株価は大幅反落し、一時前日比300円を超える下げ幅で1万5000円台を割り込んだ。ところがこの水準から“公的資金の買いが入った”との観測が市場で流れ、株価指数先物主導で一時400円幅も一気に上昇する場面もあった。きのうに続いて前日比プラスで引けたことで、参加者にも落ち着きが増しそうだ」との見方が出ていた。
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