上期は過去最高益を更新、通期も更新上振れ着地に期待
2014年1-12月の全車種グローバル生産台数で世界シェア11.4%、国内登録車の46%を占めます。
子会社にトヨタ紡織、日野自動車、ダイハツ工業、富士重工へ出資。など。
売上高の70%以上が北米・アジアを中心とする海外売上が占めます。
新興国経済低迷などが懸念されていますが、同社のコスト改善力と円安効果で利益率改善を期待できると思います。
2016年3月期上期決算では、営業利益は前年同期比17%増の1兆5,834 億円と過去最高を更新。
やはり同社は原価改善の努力を続けていることもあって、販売台数が鈍化したところで収益力が下がることがなかった事が評価できると思います。原価改善努力の一方で研究開発費を拡大させていることもいいと思います。
下期については想定為替レートを1米ドル=115円と保守的に思われます。
北米では引き続き自動車需要が見込まれ、円安と量産モデルの寄与による業績の上振れに期待したいと思います。