チェキ、М&Aで営業益続伸に期待
インスタントカメラ「チェキ」が人気復活しグローバルでの売れ行きが好調。メディカル分野でもМ&Aを活用した事業拡大が期待されます。
2016年3月期第1四半期の業績は、売上高が5.8%増の5909億1800万円、営業利益が21.3%増の361億9300万円、税引き前利益が49.4%増の446億1000万円、株主帰属純利益が58.2%増の243億500万円
国内売上高:0.8%増の2270億円、売上構成比38.4%
海外売上高:9.2%増の3639億円、売上構成比61.6%
各事業において収益性改善により営業利益が改善し、有価証券売却益56億円を営業外収益に計上したことで、株主帰属純利益は同58.2%増となりました。
一方通期見通しは、売上高が3.5%増の2兆5800億円、営業利益が10.2%増の1900億円、税金等調整前純利益が3.6%減の1900億円、株主帰属純利益が1.2%増の1200億円の見通しで年間配当金が5円増配の65円とする方針です。同時に発行済株式総数の6.4%、上限3,000万株、取得価格上限1,000億円の自社株買いも発表していることから株主還元に前向きであることも評価できます。