明日の東京株式市場見通し
17日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は上値の重い展開ながら後場後半に買い直され、終値は、前週末比100円81銭高の2万620円26銭と反発した。
ただ、東証1部の売買代金は1兆9480億円と極端な薄商いにとどまった。活況の目安とされる2兆円大台を下回ったのは4月6日以来約4カ月半ぶり。中国景気への不安が払拭されないなかで、買いエネルギーの低下は見送りムードを助長することになる。
市場関係者からは「お盆明け直後で復帰していない参加者も多く、薄商いとなった。また、日足チャートで、25日移動平均線(=2万546円)を5日移動平均線(=2万569円)が上から下に抜けるデッドクロスが目前となったことや、東証1部の騰落レシオ(25日平均)が、17日終値で120.97と120を超えて短期的な過熱感も増してきた」との声が出ていた。