人民元の切り下げでも為替は横ばい
しかし、終わってみればドル円、豪ドルは変わらず。ユーロ・ポンドはギリシャ問題が進展しやや上昇といったところ。人民元の切り下げで為替市場への影響は大してなかったということになります。
それにしても、中国という国は短期間にものすごいことをものすごい数で行ってきます。株価の下落の際も凄かったですが、貿易統計の悪化が公表されるや否や人民元の3日連続切り下げです。
表向きには分かりかねますが、株価の下落云々ではなく中国経済の実体は相当減速しているのではないでしょうか。
一説によると、電気の使用量をみると成長率は2,3%という説もあるほどです。それがなりふり構わない中国当局の姿勢として表れているとすれば納得がいきます。
今回の人民元の切り下げがマーケットに「中国経済の減速」を伝えたことはご存知の通りです。ともすれば、近いうちにさらなる緩和策を行うことが考えられます。
さずがに今週末はやってこないと思いますですが、秋に訪米を控えており「やることはさっさとやっておこう」というような姿勢に見えなくもありません。
もし預金準備率の引き下げなどの緩和策が行われた場合は、オセアニア通貨が跳ね上がることになります。週末のポジションの持越しには気を付けたいところです。