2007年以来の下げ幅
最終的に3725まで下落し、その下落率は-8.48%。これは2007年以来の下げ幅だそうです。
下落のキッカケは、24日金曜日に発表された中国PMI(製造業購買担当者景気指数)の速報値。これが市場予想の49.7から48.2となり、昨年4月以来の低水準まで落ち込みました。そして、5ヶ月連続で景況改善と悪化の分かれ目となる50を下回った。それに呼応するように上海総合が下落に転じています。
この下落にさらに追い打ちをかけたのが、工業部門の企業利益がいずれも予想を下回ったことです。
GDPは3ヶ月分ですが、1ヶ月ごとに発表される指標が悪いとなると6月で中国経済は本当に悪化に転じ、株価は頭打ちという印象が一気にこみあげてきます。これをみて売りを躊躇していた投資家も、損切りを覚悟で投げ売りをした為にこの様な下げ方となったのではないかと思われます。
以前、政府による株価の下支え策を行った際に、先の安値は近いうちに割り込むと書きましたが、どうやら今週中にそれが現実のものとなりそうです。
恐らく明日も寄り付きは下落に転じるものと思われますが、当然のことながらヘッドライトリスクとして政府の対応に気を付けなければなりません。