週明けの東京市場に注意
仮に事前予想比で強気になった場合は、ファースト・アクションは「ドル買い」で反応しそうだが、NY株式市場が引き締め観測を嫌気した場合、ギリシャ国民投票や3連休を控え、ドル円の戻りも限定的となる可能性。この場合、NY金は、最初に1150ドル水準を試すかもしれないが、割合早く安値は買い拾われそうだ。
一方、雇用統計が弱めに出た場合、市場コンセンサスが、やや強気に傾いている事もあり、再度リスク回避の円高が進みそうだ。6月末に20日間安値を割り込んでおり、トレンドフォロー系が手仕舞うのは124円台半ば、途転するのは6月高値(125.85円)超と推測され、戻り売りが有利な時間帯である。
本日は満月でもあり、相場が荒れやすい時間帯でもある。欧州タイム~NYタイムで乱高下した後、様子見となり、5日の国民投票の結果や支援協議の行方を受けて、週明け6日の東京市場が、上にしろ下にしろ大きな変動を伴って始まるリスクにも備えたい。