世界屈指のシートサプライヤーを目指す
2015年3月期の業績は、関係会社株式及び関係会社出資金評価損220億1200万円を特別損失に計上した結果当期純利益は58.7%減となりましたが、北中南米における生産台数の増加(32.4%増)や、為替を追い風に売上高が伸長しました。
2016年通期業績予想は、売上高が0.4%減の1兆3000万円、営業利益が17.3%増の380億円、経常利益が2.7%減の400億円、当期純利益が226.7%増の170億円の見通し、配当が2円増の20円とする方針です。
2016年度についても、原油安や円安の恩恵を享受できるのではないでしょうか。業績予想の想定為替レートは、1USドル=115円、1ユーロ=125円と保守的に思え、業績の上方修正を期待できます。
また、アイシン精機とシロキ工業からトヨタ向けシート骨格機構部品事業を取得しました。これによりシート開発と連携したシート骨格専門の開発体制が構築されます。開発から生産まで行うシート骨格機構部品事業の一貫体制により、より効率的で高度な開発・生産が可能になり、今後の事業拡大が見込まれます。