堅調な足元業績を評価
主力製品であるボールベアリングは省エネや電動化を中心とした需要増で販売が大きく増加。航空機向けのロッドエンドベアリングの売上も、省エネ化の需要が強い民間機向けを中心に売上が増加し堅調に推移しています。
2015年3月期の業績は売上高が34.8%増の5006億7600万円、営業利益が86.7増の601億100万円、経常利益が114.3%増の601億4000万円、純利益が91.0%増の398億8700万円と絶好調でした。
2016年通期業績予想は、売上高が29.8%増の6500億円、営業利益が11.5%増の670億円、経常利益が9.7%増の660億円、純利益が20.3%増の480億円の見通しです。
機械加工品事業ではベアリングなど、電子機器事業ではバックライトや小型モーター、計測機器などの販売が好調で、成長トレンドは継続しています。
今後もLEDバックライトの強い需要が見込まれる他、ボールベアリングの外部販売の堅調な推移、モーター、ピボットアセンブリー、計測機器、複合製品などの収益改善により、大幅な業績拡大が見込まれます。2016年通期計画は保守的に見積もられているとの事なので、業績の上方修正が期待できます。