ペット保険の草分け企業
主要代理店が全国のペットショップなので、ペットの購入と同時に補償が開始されるシステムを構築できています。
業績は絶好調です。2015年3月期の業績は、経常収益は23.3%増の226億3800万円、経常利益は70.7%増の12億5000万円、当期純利益は85.1%増の8億2900万円と、増収増益の結果となりました。
一方2016年通期業績予想は、経常収益は13.1%増の256億円、経常利益は67.9%増の21億円、純利益は74.5%増の14億4600万円となっており、6期連続の増収、2期連続の最高益更新の見通しです。
そもそもの需要が拡大していることがあると思いますが、「新規契約獲得力強化」と「継続契約の獲得力強化」で売上は堅調。その上、「損害率コントロール強化」に注力。保険料値上げ効果や損害率の改善を進め、利益率の改善を行っており、中長期で60%前後の水準を維持することを目標としています。
日本におけるペット保険加入率はわずか約5.2%にすぎません。ペット保険先進国の英国では23-25%の普及率で、これを勘案すると、日本でのペット保険の市場規模は現在の4-5倍に、約1600億円以上になると試算されます。日本のペット市場は最近になって広がりがみられたまだ新しい市場です。今後新規参入が激化した場合を考えても、同社はペット保険の他、クラウドによるカルテ管理システム、病気・けがの予防に向けた取り組みなどペット市場全体におけるマーケットの囲い込みができているのではないでしょうか。