三協立山が１０％安と急落、ＣＢ１５０億円発行で希薄化を懸念

　三協立山<5932.T>が急落。株価は一時、前日比２４２円（１０．４％）安の２０９３円まで売られた。２１日の取引終了後、ドイツ証券に対する第三者割当による転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債を発行すると発表。ＣＢ転換による１株当たり利益の希薄化を懸念する売りが出ている。第１回と第２回で合計約１５０億円のＣＢを発行。転換価格は第１回が２５６９円、第２回が２６８６円で決定した。潜在株式による希薄化率 は１８．１％となる。調達資金は、米Ａｌｅｒｉｓ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ社のアルミニウム押し出し事業の譲り受けに伴う、短期借入金の返済資金の一部などに充当する。
　
三協立山の株価は１３時２７分現在２０９６円（▼２３９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）