ポイントサービス激化の中、注目される企業
「Ponta」のような、さまざまな業種の企業が一つ(共通)のポイントを付与したり、使ったりするポイント制度のことを「共通ポイント」という。現在は「Ponta」をはじめ、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」、楽天<4755>の「Rポイント」の3つが大手といわれ、その競争から「戦国時代」とも揶揄されている。
ひと昔前は、ポイントの役割は運営企業の顧客の囲い込みのためだった。しかし、共通ポイントでは、加盟している企業・店舗が一つのショッピングモールとなり、モール全体で顧客を囲い込もうというのが狙いだ。
加盟店は自社でポイントプログラムを管理する必要がなくなり、消費者も複数のポイントを一つにできるメリットがある。前述の東電のケースのように、消費以外の企業の参画も増えるとみられ今後も注目したい。
◆共通ポイントの種類と関連銘柄
カードの種類 関連企業
Ponta
リクルートHD<6098>、ローソン<2651>、AOKIHD<8214>、ビックカメラ<3048>、ワタミ<7522>、昭和シェル<5002>、SBIHD<8473>、東急不HD<3289>、HIS<9603>、JAL<9201>、コシダカHD<2157>、ゲオHD<2681>、NTTドコモ<9437>など
Tポイント
カカクコム<2371>、夢の街創造委員会<2484>、キタムラ<2719>、エディオン<2730>、ドトル日レス<3087>、ウエルシアHD<3141>、すかいらーく<3197>、ヤフー<4689>、スリーエフ<7544>、ファミリーマート<8028>、青山商<8219>、マミーマート<9823>、ソフトバンク<9984>など