業績拡大を評価
業績は絶好調です。2015年3月期第1-3四半期の経常収益は22.4%増の164億8500万円ながら、経常利益は161.2%増の10億7600万円、純利益は193.4%増の7億3700万円です。
これに対し通期予想は、経常収益が20.8%増の221億7900万円、経常利益が68.1%増の12億3200万円、純利益が83.7%増の8億2200万円と増収増益見込みです。
そもそもの需要が拡大していることがあると思いますが、「新規契約獲得力強化」と「継続契約の獲得力強化」で売上は堅調。その上、「損害率コントロール強化」に注力。着実に損害率の改善が進んでいます。保険料値上げ効果も。
また4月14日に、2015年3月期に繰延資産の一括償却を行うと発表しました。同社は財務内容を健全にするために一括償却を行いますが、一括償却しても利益剰余金を計上できるとしています。通常保険事業開業に伴う費用は多額なので5年間の資産計上と10年間にわたる償却が認められています。それを考えると、一括償却しても利益計上できるとなると、非常に強気な業績となるのではないでしょうか。