スマホ普及と不動産活況の恩恵を享受
今や不動産もスマートフォンで検索する時代で、同社は不動産・住宅物件情報サイトの最大手企業としてその追い風を受けています。
2015年3月期1-3四半期の業績は増収減益ですが、2015年3月期は投資の時期と位置づけており、心配ありません。具体的にはTrovit Search社買収に伴う費用(※)と、ユーザーシェアを向上させる広告宣伝・スマートデバイス対応強化に伴う、積極的な広告・宣伝、営業、そして人員増員を行ったため減益となりました。
※同社は、Trovit Search社の持分100%を取得し連結子会社化しましたが、この費用がのれんが109億5100万円、短期借入金が70億円計上しており、利益を圧迫しました。ただ業績自体は右肩上がりの状態で、実際「賃貸・不動産売買」の売上は過去最高を更新しています。Trovit Search社は、欧州・北米・南米・アジア地域の世界43カ国において、不動産・住宅、中古車、転職情報の世界最大級のアグリゲーションサイト(複数のサイトの情報を集積し、サイト利用者が1つのサイトで一括して情報が閲覧できるサイト)を運営しています。Trovit とのサービスは今春からスタートするとのことですが、今後のグローバル展開に注目したいところです。