株価の反発を期待
同社が運営する医療従事者専門サイト「m3.com」は25万人の医師会員を有し、専門医療情報に特化したニュース、サーチエンジン、ディレクトリ、文献検索、会員専用コミュニティーサイト、独自コンテンツなどを会員に対して無料で提供します。日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルに登録する医師は合計250万人を超えており海外展開も順調です。
2015年3月期の業績は売上収益が39.7%増の513億4600万円、営業利益が16.9%増の160億6100万円、税引き前利益が16.1%増の161億7400万円、当期利益が17.5%増の104億2800万円となっています。
製薬会社の利用の拡大により、「MR君」サービスをはじめとする各種マーケティング支援サービスが好調で医療ポータル分野における利益は16.8%増に。また治験支援事業を核とするメディサイエンスプランニングを連結子会社化し、「治験君」も好調でエヴィデンスソリューション分野では55.4%増の17億9900万円の利益となりました。
治験分野では、2015年4月から約800の治験実施施設と提携する業界大手SMOのノイエス株式会社(以下、「ノイエス」)を子会社化したこともあり、今後の成長が注目されています。
海外においては医師の転職支援サービスが好調でセグメント利益は39.5%増の14億3000万円となりました。
2016年3月期の予想は、売上収益が22.7%増の630億円、営業利益が13.1%増の85億円、税引き前利益を17.5%増の190億円、当期利益を15.1%増の120億円と増益予想としています。これは15期連続で過去最高益を更新する見通しとなります。