来週の株式相場見通し=上値重く25日線巡る攻防、銘柄リバランスの動き継続
来週(20~24日)の東京株式市場は、後半から本格化する15年3月期決算と16年3月期業績見通しを織り込みながらの神経質な展開となりそうだ。内外機関投資家による組み入れ銘柄リバランスの動きが継続することが予想され、日経平均株価は上値の重い推移となり、25日移動平均線(1万9581円=17日)を巡る攻防となりそうだ。想定レンジは、1万9200~1万9900円とする。
17日の東京株式市場は、前日の欧米株式相場の軟調に加え、外国為替市場での円高進行もあり、売り優勢の展開。日経平均株価終値は、前日比232円89銭(1.17%)安の1万9652円88銭と急反落した。ところが、東証株価指数(TOPIX)は同10.73ポイント(0.67%)安の1588.69にとどまった。
これについて市場関係者は「国内外の機関投資家から、株価が上昇した株主資本利益率(ROE)の高い銘柄を売って、株価が出遅れぎみな株価純資産倍率(PBR)の低い銘柄を買うリバランスの動きが顕著に出たため」と指摘している。
日程面では、2月の第3次産業活動指数、3月のコンビニエンスストア売上高(20日)、3月の貿易統計、3月の外国人客数(22日)、2月の全産業活動指数、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、米3月の中古住宅販売(22日)、中国4月のHSBC製造業PMI(23日)、ASEANサミット(24~27日)、米3月の耐久財受注、米アップルが「アップルウォッチ」を発売(24日)が焦点になる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
17日の東京株式市場は、前日の欧米株式相場の軟調に加え、外国為替市場での円高進行もあり、売り優勢の展開。日経平均株価終値は、前日比232円89銭(1.17%)安の1万9652円88銭と急反落した。ところが、東証株価指数(TOPIX)は同10.73ポイント(0.67%)安の1588.69にとどまった。
これについて市場関係者は「国内外の機関投資家から、株価が上昇した株主資本利益率(ROE)の高い銘柄を売って、株価が出遅れぎみな株価純資産倍率(PBR)の低い銘柄を買うリバランスの動きが顕著に出たため」と指摘している。
日程面では、2月の第3次産業活動指数、3月のコンビニエンスストア売上高(20日)、3月の貿易統計、3月の外国人客数(22日)、2月の全産業活動指数、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、米3月の中古住宅販売(22日)、中国4月のHSBC製造業PMI(23日)、ASEANサミット(24~27日)、米3月の耐久財受注、米アップルが「アップルウォッチ」を発売(24日)が焦点になる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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