原油安の恩恵を享受
液晶ディスプレイ材料やタッチセンサーパネルの販売価格が下落したことによって情報電子化学事業が、薬価改定や後発品の影響により医薬品がそれぞれ軟調な利益推移となっていますが、主力の化学関連事業が原油価格が低迷していることによって、原料コストが低下し、利益が回復しておりカバーできています。
2015年3月期第1-3四半期の業績は売上が7.3%増の1兆7230億円、営業利益が0.3%増の7136億円、経常利益が35.9%増の9869億円、純利益が92.3%増の4722億円。持分法による投資利益が大きく出ていることから経常利益以下の業績が大きくなっています。
原油価格が下落したのは2014年10-12月からであり、今後、原油価格下落の恩恵をフルに享受し、堅調な業績が期待できるのではないかと思います。