福島工が３日続伸、冷凍冷蔵ショーケース好調で底練りから離脱へ

　福島工業<6420.T>が３日続伸、ここ１６００円を下限とする底値もみ合いの動きにあったが、足もと売り物がこなれておりチャート的にも浮上の兆し。居酒屋やスーパー、ドラッグストア向けなどに業務用冷凍冷蔵庫やショーケースを手掛け、１０倍を切るＰＥＲには割安感が強い。同社は環境負荷を軽減した従来製品の１．５倍サイズの大型冷凍ショーケースを開発しており、需要取り込みが期待されている。また省エネ提案も需要家のニーズをとらえており、「３月の売り上げは消費増税前の駆け込み需要が反映された前年同月に匹敵する売り上げを確保している」（国内証券アナリスト）状況という。会社側では今３月期の経常利益を前期比２．４％減の６４億９４００万円と予想しているが、上振れしての着地が濃厚で一転増益に転じる可能性も指摘されており、目先の買いに反映されているようだ。

福島工の株価は１２時４７分現在１７２４円（△４４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）