■(3441)山王 市場のテーマに乗って堅調な動きを期待!
■(3441)山王は、表面処理加工や精密プレス加工に強みを持つ会社で、独自の工法によって開発されたリールトゥリール表面処理加工やニッケルバリアに強みを持っています。先日、新しい多孔質金属素材の発表を行いました。同社が強みを持つ、メッキ技術を用いた水素透過膜支持体の開発で、既存のセラミック中心の水素透過膜より強度が高く、より薄い水素分離膜を作る事に成功したようです。これにより、高価な素材であるパラジウムの使用量を減らし、水素分離の工程を大幅に減らす事にを可能にしています。
トヨタ自動車が水素関連の特許を開放したりと、時代は水素社会に向けて大きく動き出しています。今後水素の精製施設は大幅に増える事になると思われますので、同社の技術が大きく貢献し業績にも反映されてくる事を祈っています。
さて、株価の方を見ますと上記の技術が新聞に取り上げられた事で大きく上昇。高値1290円までありました。その後は株価は調整に入っていますが、そろそろ反発してもおかしくない水準かな?と思います。
テーマ制の強い株なだけに、反発した際には大きく羽ばたいて欲しいところです。ただし、株価の行方は相場次第!。無理な投資は控えましょうね。
(元カリスマ証券レディ=雨宮 京子)