岩谷産が後場下げ幅を拡大、ＬＰガスの輸入価格下落響き１５年３月期業績予想を下方修正

　岩谷産業<8088.T>が後場終盤に下げ幅を拡大。午後２時ごろ、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の７２４８億円から６９２０億円（前期比１．７％減）へ、営業利益を１９５億円から９５億円（同４８．７％減）へ、純利益を１０５億円から４３億円（同５８．９％減）へ下方修正したことが嫌気されている。ＬＰガスの輸入価格が、年間を通じ例年にないかたちで下落傾向で推移し、これに伴い販売価格が下落していることに加えて、相対的に高値の在庫を販売することから、売上高・利益ともに下方修正するとしている。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高５０８１億８１００万円（前年同期比３．９％増）、営業利益４７億８９００万円（同４１．５％減）、純利益３５億２５００万円（同２４．１％減）と大幅減益に終わった。

岩谷産の株価は１４時１９分現在７５４円（▼２２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）