ＳＭＫが１５年３月期業績予想と配当予想を上方修正、為替差益の計上で

　ＳＭＫ<6798.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高６６０億円（前期比０．３％増）、営業利益２４億円（同３．０％増）は従来予想を据え置きつつ、純利益を従来予想の２５億円から３８億円（同４９．５％増）へ上方修正した。為替差益の計上が要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来２円としていた創立９０周年の記念配当を４円に引き上げると発表した。これにより普通配当（５円）と合わせた期末配当は９円となり、年間配当は１４円（従来予想１２円、前期１０円）となる。
　同時に発表した第３四半期累計の連結決算は売上高４９３億３３００万円（前年同期比１．９％減）、営業利益１８億４２００万円（同２０．４％減）、最終利益３６億７００万円（同１２．９％増）だった。自動車向けコネクターやタッチパネルは好調だったものの、スマートフォン用コネクターで一部得意先向けが落ち込んだほか、中国向けＡＴＭ用タッチパネルが落ちこんだことなどで減収営業減益を余儀なくされた。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）