原油安が大きなテーマに
今週は、外国人投資家の買いがややスローダウンするなかで、売買代金も減少傾向となり、心理的なフシ目でもある1万7500円に迫りながらも突破できずに足踏み状態が続いた。
米感謝祭明けで、年末商戦が本格化する現地11月28日の「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」の消費動向が好調なものとなれば、米景気の先行きに対して期待感が広がることになりそうだ。さらに、現地12月4日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会で、ドラギ総裁が量的金融緩和に向けて積極的な姿勢を強める可能性が指摘されている。
来週は、11月14日に付けた取引時間中の年初来高値1万7520円を更新できるかが焦点。年初来高値を更新すると、売り方の買い戻しを誘発して、一段高となる可能性もありそうだ。