２７日の株式相場見通し＝外国人投資家の手控えで続落

　２７日の東京株式市場は、高値警戒感が継続するなかで、買い手控え姿勢が強まりそうだ。市場関係者は「今月中旬までは、外国人投資家の買い越し姿勢が目立っていたが、先週後半から買い意欲がやや低下してきているようだ」と指摘しており、外国人投資家の動向が注目される。
　２６日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１２ドル高の１万７８２７ドルと反発し、２日ぶりに終値ベースの過去最高値を更新した。スダック総合指数は、同２９ポイント高の４７８７と５日続伸し、２０００年３月２８日以来、約１４年８カ月ぶりの高値水準となった。米１０月の耐久財受注額が予想を上回るなど、米景気の堅調さへの期待感が改めて高まった。
　２７日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１７円６０銭台で前日とほぼ同水準での推移となっている。
　日程面では、映像・音声分野に特化したミドルウェアに関する許諾事業を手掛けるＣＲＩ・ミドルウェア<3698.T>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、２５日時点の給油所の石油製品価格、１０月の乗用車８社の生産・輸出実績に注目。海外では、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）総会、米感謝祭で主要な金融関連市場が休場となる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）