加賀電子が反発、９月中間期業績予想を上方修正、電子部品・半導体、ＥＭＳビジネスなど好調

　加賀電子<8154.T>が反発。７月３１日の取引終了後、第２四半期（４～９月）の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の１１５０億円（前年同期比５．８％減）をそのままに、営業利益を同６億円から１２億円（同４５．３％減）へ、純利益を同４億円から６億円（同５５．７％減）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。海外で電子部品・半導体、ＥＭＳビジネスなどの取引が好調だったことに加えて、グループ全体で経費削減に取り組んだことが奏功した。なお、１５年３月期通期業績予想の売上高２６００億円（前期比０．８％増）、営業利益５３億円（同３．８％増）、純利益４０億円（同３．２％増）の従来予想を据え置いている。
　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高５６８億４９００万円（前年同期比１．４％減）、営業利益８億４２００万円（同２．４倍）、純利益４億５１００万円（同８．２倍）だった。海外で電子機器向け電子部品・半導体、またＥＭＳが好調に推移したほか、「ＷｉｎｄｏｗｓＸＰ」の買い替え需要でコンシューマ向けパソコンなどの需要が増加した。

加賀電子の株価は９時１１分現在１３０７円（△８円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）