カギを握る米国債のレンジブレーク!
さて、今週に入り史上最高値を更新した米株に利食いの売りが持ち込まれています。これまでであれば、株安→リスクオフの動きになっていたわけですが、ドル円の下値は限定的。そこでドル円・ダウ・米10年債の相関指数をチェックしてみたところ、ドル円は株よりも長期債の動きとの相関が高いことが分かりました。6月1日からの相関指数はドル円vsダウ:0.359、ドル円vs米10年債:0.517。
と言うことは、米10年債が上下どちらかにブレークをしない限り、ドル円での新たな展開は生まれないのでは?と言うのが私の見立て。
では、その上下のレンジですが、2.50~2.70%だと考えています。なお、需給面から101円台前半から100円台後半にかけて輸入勢のビッドが相応に並んでいるようですので、一気に円高が進むことは考えにくいというのが私のメインシナリオです。