金利低下≠通貨売りではない理由とは?

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最新投稿日時:2014/05/07 17:07 - 「金利低下≠通貨売りではない理由とは?」(比嘉洋)

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金利低下≠通貨売りではない理由とは?

著者:比嘉洋
投稿:2014/05/07 17:07

利回り上昇=通貨買い

一般的に金利が上昇すれば、その国の通貨は買われ、金利が低下すれば、その国の通貨は売られます。このところのドル円、米長期債(10年債)の利回りが低下していることで、下落基調を辿っていることからもお分かりになるかと思います。

利回り低下=通貨買いのケースも

スペイン・イタリア10年債利回りの推移
さて、「イタリア長期金利、初の3%割れ」というニュースが昨日流れていましたが、こちらはユーロ売りの材料でしょうか?答えは「NO」です。以前、欧州では重債務国を中心に信用力の低下から資金調達を行うことが難しい時期がありました(欧州危機)。ところが、最近ではその危機も落ち着きを取り戻し、国際金融市場に復帰しています。別の言い方をするならば、信用力が回復し、マーケットを通じて低い金利での資金調達が可能になってきているわけです。それ故、段落冒頭のニュースはユーロ売りの材料ではなく、ユーロ買いの材料と言うことになります。

一般的な動きを知ることは大事です。
しかし、時にはその裏側を理解し、同じように動かないことがあることも知っておくことも大事です。
比嘉洋
マネースクエア シニアコンサルタント
配信元: 達人の予想

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