FRB内の意見調整は進まず
ハト派のコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(ハト派:2013年の投票権あり)は12日の講演で、「早期の資産買取の減額は既に減速している経済の足かせとなろう」と指摘。さらに、金利のフォワード・ガイダンスについて、失業率基準を現行の6.5%から「5.5%に引き下げるべき」だと改めて主張。
強気の雇用統計を受けてドル円は急伸したものの、ドル円は5月22日高値と9月11日高値を結んだ下降トレンドを上抜いたが、7月8日高値と9月11日高値を結んだ下降トレンドを上抜けていない。同水準は、心理的節目100円とも重なる。9月11日高値を明確に上抜ければ、強気感は増すが、頭打ちなら、再びレンジ入りが意識されそう。FOMC内ではQE3減額時期に関するコンセンサスは一致していない模様。14日のイエレン氏の議長承認公聴会・もしくは20日のFOMC議事録でトレンド発生が起きなければ、12月の雇用統計発表までレンジ入り継続もあり得るだろう。
ちなみに昨年は11月14日からドル円は大きく動意付いてきた。今年は18日が満月。