NY金の堅調に注意
レイバーデーを控えて、ポジション調整も入りやすい中、地政学リスクの高まり等からNYダウが下値を試した場合、株売り・ドル売りの流れも想定しておきたい。ドルや株との逆相関のNY金が1400ドルを回復して堅調となっている点に注意したい。
ただし、9月に入ってくると、雲が切り下がっており、97円半ば水準を維持できるなら、日柄経過と共に雲の上限を上抜けてくることになる。一目均衡表からは、足もとは売り方有利、現在の値位置で踏ん張れるなら、9月以降は買い方有利のチャート形状だ。
週足一目均衡表では、雲の上限に位置する中での三角保合いに移行しており、放れ待ちの格好。9月は重要イベントが相次いでおり、8月末~9月にかけての保合い時間が長ければ長いほど、放れた際の値動きは上にも下にも大きくなるであろう。