<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 ジェルベズ 久美子氏
ドル・円相場は1ドル=105円台を目指すドル高・円安基調が続くとみている。
22日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言が行われたが、市場は「次の一手は量的緩和の縮小」と受け止めドル高が進んだ。
また、同日には4月30日、5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表され複数の委員からは「6月のFOMCからの量的緩和の縮小は可能」との意見が出たことも判明。市場は6月のFOMCも意識する動きとなった。実際の引き締めは9月以降との見方が多いようだが、今後の米経済指標は一段と注目されそうだ。
このなか、今後もドル主導の相場が続きそうだ。円は1ドル=103円に乗せてきたが、次は105円48銭がポイントとなりそうだ。これは、2007年6月の124円12銭から11年10月の75円32銭までの下げ幅の61.8%戻しにあたる水準だ。また、ユーロは4月安値の1ユーロ=1.2744ドル割れが視野に入っている。豪ドルも対ドルで下落基調にあり、対円でも軟調な地合いが予想される。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
22日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長による議会証言が行われたが、市場は「次の一手は量的緩和の縮小」と受け止めドル高が進んだ。
また、同日には4月30日、5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表され複数の委員からは「6月のFOMCからの量的緩和の縮小は可能」との意見が出たことも判明。市場は6月のFOMCも意識する動きとなった。実際の引き締めは9月以降との見方が多いようだが、今後の米経済指標は一段と注目されそうだ。
このなか、今後もドル主導の相場が続きそうだ。円は1ドル=103円に乗せてきたが、次は105円48銭がポイントとなりそうだ。これは、2007年6月の124円12銭から11年10月の75円32銭までの下げ幅の61.8%戻しにあたる水準だ。また、ユーロは4月安値の1ユーロ=1.2744ドル割れが視野に入っている。豪ドルも対ドルで下落基調にあり、対円でも軟調な地合いが予想される。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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