北朝鮮リスクにも備えたい
2月1日にも書いたように、その上のターゲットは、2002年2月高値からの下げトレンドに対しての半値戻しの105.29円、61.8%戻しの112.31円。さらに遡り、1998年8月高値からの下げ幅に対する38.2%戻しなら103.08円、半値戻しで111.59円、61.8%戻しで120.10円などがカウント可能だ。
黒田体制になった日銀による異次元の金融緩和策により、単なる値頃での判断はリスクが高くなってきた。天井を打つまで、未知の領域を突き進むだろう。
北朝鮮リスクも浮上しており、半島情勢の急変は、金融市場にも大きな影響を与えよう。2月から中国から北朝鮮への原油輸出が止まっており、北朝鮮の原油備蓄量が3ヶ月程度だと仮定すると、徐々にXデーは近づいていると分析する。