ポンド急落、予想下回る英CPIで 総じてドル高に=ロンドン為替概況
ポンド急落、予想下回る英CPIで 総じてドル高に=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ポンド売りとドル買いが優勢。日本時間午後4時に発表された11月の英消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまったことがきっかけ。11月英CPIは前年比の総合・コアともに市場予想を下振れる結果となった。明日の英中銀金融政策発表を控えて、市場では追加利下げ観測を一段と支援する材料と受け止められている。これを受けてポンドは対主要通貨で急落。ポンドドルは発表前の1.3380付近から1.3312付近へ、ポンド円も208円台目前から207.06円付近まで安値を広げた。一方、ユーロポンドはポンド売り・ユーロ買いにより0.8750付近から0.8797付近へ上昇した。このポンド急落をきっかけにドル買い圧力が他の主要通貨にも波及している。ドル円は155.60付近まで上昇して高値を更新、ユーロドルは1.1703付近まで下値を広げるなど、総じてドル高の展開となっている。ユーロ相場は独Ifo景況感指数の悪化やユーロ圏消費者物価指数確報値の下方改定などには特段の反応を示さなかった。
ドル円は155円台半ばでの取引。東京午前に一時154.52付近まで軟化したが、その後は上昇の流れが継続している。ロンドン序盤には155.60付近まで高値を伸ばした。ロンドン中盤にかけては値動きが落ち着いており、155.50付近で高止まりしている。米10年債利回りが4.14%台から4.17%台へと上昇したほか、ロンドン朝方にポンドドルが急落したことがドル高の動きに波及した面もあった。
ユーロドルは1.17台前半での取引。ドル買い圧力が優勢となるなか、東京朝方の1.1752付近を高値にロンドン序盤にかけては1.1703付近まで安値を広げた。ロンドン時間には1.1720台に下げ渋る場面があったが、足元で米10年債利回りが上昇しており、上値を抑えられている。ユーロ円はドル円とともに買われている。東京午前の181.57付近を安値に、ロンドン午前に182.33付近まで高値を伸ばした。対ポンドではユーロ買いが優勢。独Ifo景況感の悪化やユーロ圏消費者物価指数確報値の下方改定などには反応薄だった。
ポンドドルは1.33台前半での取引。東京朝方の1.3427付近を高値に1.33台前半へと売られている。ロンドン早朝に発表された英CPIが予想以上の伸び鈍化となったことでポンド売りが強まり、ポンドドルは1.3312付近まで安値を広げた。その後の戻りも鈍い。ポンド円はロンドン朝方に207.99付近まで買われたが、208円台には届かず。英CPI発表で一気に売りが強まると、安値を207.06付近に更新した。足元では207円台前半でやや下げ渋り。ユーロポンドは急伸。0.8750付近から0.8797付近まで買われている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場では、ポンド売りとドル買いが優勢。日本時間午後4時に発表された11月の英消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまったことがきっかけ。11月英CPIは前年比の総合・コアともに市場予想を下振れる結果となった。明日の英中銀金融政策発表を控えて、市場では追加利下げ観測を一段と支援する材料と受け止められている。これを受けてポンドは対主要通貨で急落。ポンドドルは発表前の1.3380付近から1.3312付近へ、ポンド円も208円台目前から207.06円付近まで安値を広げた。一方、ユーロポンドはポンド売り・ユーロ買いにより0.8750付近から0.8797付近へ上昇した。このポンド急落をきっかけにドル買い圧力が他の主要通貨にも波及している。ドル円は155.60付近まで上昇して高値を更新、ユーロドルは1.1703付近まで下値を広げるなど、総じてドル高の展開となっている。ユーロ相場は独Ifo景況感指数の悪化やユーロ圏消費者物価指数確報値の下方改定などには特段の反応を示さなかった。
ドル円は155円台半ばでの取引。東京午前に一時154.52付近まで軟化したが、その後は上昇の流れが継続している。ロンドン序盤には155.60付近まで高値を伸ばした。ロンドン中盤にかけては値動きが落ち着いており、155.50付近で高止まりしている。米10年債利回りが4.14%台から4.17%台へと上昇したほか、ロンドン朝方にポンドドルが急落したことがドル高の動きに波及した面もあった。
ユーロドルは1.17台前半での取引。ドル買い圧力が優勢となるなか、東京朝方の1.1752付近を高値にロンドン序盤にかけては1.1703付近まで安値を広げた。ロンドン時間には1.1720台に下げ渋る場面があったが、足元で米10年債利回りが上昇しており、上値を抑えられている。ユーロ円はドル円とともに買われている。東京午前の181.57付近を安値に、ロンドン午前に182.33付近まで高値を伸ばした。対ポンドではユーロ買いが優勢。独Ifo景況感の悪化やユーロ圏消費者物価指数確報値の下方改定などには反応薄だった。
ポンドドルは1.33台前半での取引。東京朝方の1.3427付近を高値に1.33台前半へと売られている。ロンドン早朝に発表された英CPIが予想以上の伸び鈍化となったことでポンド売りが強まり、ポンドドルは1.3312付近まで安値を広げた。その後の戻りも鈍い。ポンド円はロンドン朝方に207.99付近まで買われたが、208円台には届かず。英CPI発表で一気に売りが強まると、安値を207.06付近に更新した。足元では207円台前半でやや下げ渋り。ユーロポンドは急伸。0.8750付近から0.8797付近まで買われている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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