株価指数先物【引け後】 週足の+1σ水準の突破を狙ったロングを意識

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最新投稿日時:2025/12/05 18:40 - 「株価指数先物【引け後】 週足の+1σ水準の突破を狙ったロングを意識」(株探)

株価指数先物【引け後】 週足の+1σ水準の突破を狙ったロングを意識

配信元:株探
投稿:2025/12/05 18:40

大阪12月限
日経225先物 50480 -520 (-1.01%)
TOPIX先物 3358.0 -36.0 (-1.06%)

 日経225先物(12月限)は前日比520円安の5万0480円で取引を終了。寄り付きは5万0630円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万0570円)にサヤ寄せする形で、売りが先行した。開始直後につけた5万0640円を高値に下へのバイアスが強まり、前場終盤にかけて5万0230円まで下げ幅を広げる場面もみられた。

 ただし、前日に突破した25日移動平均線(5万0270円)水準では押し目待ち狙いのロングが入り、売り一巡後は5万0480円まで下げ幅を縮めた。ランチライムで再び下へのバイアスが強まったものの、25日線が支持線として機能しており、後場はじりじりと下げ幅を縮める動きのなかで5万0500円台を回復する場面もみられた。

 ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が買われ、日経平均型を支えた。「孫正義氏がホワイトハウスとハイテク工場建設計画で協議」と報じられたことを手掛かりに、同社は終日堅調な値動きだった。一方で、アドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の下げが重荷になった。米上院議員が超党派で提出した法案によって、エヌビディアが最先端のAI半導体の対中輸出を阻止される見通しと報じられ、嫌気売りにつながったようである。

 日経225先物はリバウンド基調こそ強まらなかったが、25日線が支持線として機能していたことで、同線とボリンジャーバンドの+1σ(5万1270円)とのレンジをキープした。また、週足では終値で+1σ(5万0730円)を捉えることができなかったため、13週線(4万8250円)とのレンジが続くことになる。25日線水準での押し目狙いのロング対応から、まずは週足の+1σ水準の突破を狙ったロングを意識しておきたい。

 今後はエヌビディアの動向が市場を神経質にさせる可能性はあるが、今週はフィジカルAI関連として産業用ロボットを手掛けている企業に関心が集まるなど、AI関連への物色に広がりがみられた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが織り込まれるなかで結果判明後は材料出尽くしとなりそうだが、AI関連への物色が継続するようだと、日経平均型優位の展開になりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で15.03倍に上昇した。14.96倍に低下する場面もみられたが、後場終盤にかけて切り返している。アドバンテストなどが売られるなかで大きなトレンドは出にくいと考えられるが、25日線(15.10倍)が射程に入るなかで、トレンドが強まる可能性はあるだろう。押し目ではNTロングでのスプレッド狙いのポジションを組成する動きが意識されやすいとみておきたい。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4060枚、ソシエテジェネラル証券が8010枚、JPモルガン証券が4677枚、サスケハナ・ホンコンが3103枚、バークレイズ証券が1876枚、野村証券が1865枚、日産証券が1513枚、ゴールドマン証券が1330枚、モルガンMUFG証券が1247枚、SBI証券が990枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万2908枚、ABNクリアリン証券が2万1652枚、みずほ証券が1万0531枚、バークレイズ証券が9458枚、JPモルガン証券が6915枚、モルガンMUFG証券が6135枚、ゴールドマン証券が5982枚、BNPパリバ証券が2659枚、UBS証券が2413枚、HSBC証券が2027枚だった。


株探ニュース
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