日本精工がカイ気配スタートで1カ月半ぶり年初来高値、今3月期業績予想増額し一転営業増益に
日本精工<6471.T>はカイ気配スタートで続伸、全体悪地合いの間隙を突いて投資資金が流入し9月19日につけた年初来高値を気配値のまま約1カ月半ぶりに上回った。自動車や工作機械向けを中心とするベアリングの国内トップメーカーだが、足もとの業績は会社側の予想を大幅に上回る状況にある。4日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の220億円から300億円(前期比5.4%増)に大幅増額した。今年9月、ステアリング事業を手掛ける持ち分法適用会社の全株式を取得し完全子会社化したことで、売上高・利益ともに押し上げ効果が発生している。今期の営業利益は大幅減益を見込んでいたが、これに伴い一転して増益見通しに変わった。なお、最終利益については従来予想の70億円から160億円(同50.3%増)と倍増以上の上方修正となっている。これを材料視する買いを誘導する格好となった。
出所:MINKABU PRESS
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