シャープは大幅5日続伸、26年3月期業績予想を一転営業増益予想へ上方修正
シャープ<6753.T>は大幅高で5日続伸している。8日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆8500億円から1兆8700億円(前期比13.4%減)へ、営業利益を200億円から300億円(同9.7%増)へ、最終利益を100億円から320億円(同11.3%減)へ上方修正し、営業減益予想から増益予想としたことが好感されている。第1四半期(4~6月)において、PC事業で官公庁・自治体向けが大幅に伸長したほか、LCM(ライフサイクルマネジメント)機能の提案などが奏功して大企業向けも増収となるなど計画を上振れたことが要因。また、為替差益や持ち分法による投資利益なども織り込んだ。
同時に発表した第1四半期決算は、売上高4724億9000万円(前年同期比11.2%減)、営業利益153億200万円(前年同期58億1000万円の赤字)、最終利益272億3900万円(同12億8500万円の赤字)だった。PC事業の好調のほか、ディスプレイデバイス事業で米国関税の駆け込み需要のあった車載向けやパソコン・タブレット向けが伸長したことなどが寄与した。
出所:MINKABU PRESS
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