トランプ関税めぐる警戒感がやや後退、円安・ドル安に ドル円155円台前半=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2025/02/04 20:46 - 「トランプ関税めぐる警戒感がやや後退、円安・ドル安に ドル円155円台前半=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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トランプ関税めぐる警戒感がやや後退、円安・ドル安に ドル円155円台前半=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/02/04 20:46
トランプ関税めぐる警戒感がやや後退、円安・ドル安に ドル円155円台前半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、円安・ドル安の動きが優勢。きょう2月4日はトランプ米大統領がメキシコ・カナダ・中国に対する関税賦課のXデーとなっていた。メキシコとカナダについては国境管理などで当面の合意を得たことで、発動が1カ月先延ばしされた。一方、中国に対してはきょう予定通りに関税賦課が発効された。中国側は2月10日に対抗措置を発効するとしている。ただ、その前に米中首脳会談を行うとの見方があり、市場には関係修復への期待もあるようだ。ドル円は一時154円台の下落も、その後は155.50付近まで高値を伸ばし、155円台前半での揉み合いに落ち着いた。ユーロ円は対中関税発効で159円台前半まで急落も、すぐに切り返して高値を160.60台へと更新。ポンド円も191.80付近を安値に193円台前半まで買われた。ドル相場は軟調。ユーロドルは1.0270付近まで下げた後、1.0350付近へと反発。ポンドドルも1.2380近辺を安値に、1.2430台まで買い戻された。欧州株や米株先物・時間外取引は売りが先行したが、足元ではプラス圏を回復。ただ、EUなどへの関税賦課があるのかどうか不透明感も広がっており、相場はまだまだ落ち着かない状況となっている。

 ドル円は155円台前半での取引。東京朝方の154.72近辺を安値に、その後は前日終値154.73レベルを上回る水準で取引されている。東京午後に米国による対中関税が予定通り発効された。155円台前半から一時154.80台まで急落も、すぐに値を戻した。ロンドン序盤には155.52近辺に高値を伸ばしている。ただ、その後のフォローはみられず155円台前半に落ち着きどころを見出している。欧州株は売りが先行も、足元ではプラスに転じる動きがみられている。

 ユーロドルは1.03台前半での取引。東京朝方の1.0350近辺を高値に東京市場では売りが優勢となった。東京午後には1.0272近辺まで安値を広げた。しかし、ロンドン時間に入ると買戻しが急となり再び1.0350付近まで反発。下に往って来いとなっている。ユーロ円は東京午前の160.40台から東京午後の米国による対中関税発効時には159.19近辺まで急落。その後は急速に買い戻しが入り、ロンドン序盤には160.66近辺まで高値を伸ばした。対ポンドでもユーロ買いが優勢。米国がEUに対する関税を賦課するのかどうか不透明感はあるが、メキシコやカナダと一定の合意ができたことが関税発効先延ばしにつながっており、ある程度の楽観的な見方もあるようだ。欧州株は序盤の下げを消す動きとなっている。また、仏議会で内閣不信任案を回避できそうだとの報道も好材料となっているもよう。 

 ポンドドルは1.24台前半での取引。ユーロドルとともに振幅している。東京朝方の1.2454近辺を高値に、午後には1.2380近辺まで下落。その後はロンドン時間にかけて1.24台前半へと買い戻されている。ポンド円も下に往って来い。191.78から193.17近辺までのレンジで下に往って来いとなっている。ユーロポンドは0.8297近辺を安値に0.8325近辺まで買われている。ややポンドが上値重く推移している。木曜日の英金融政策委員会(MPC)では25bp利下げがほぼ確実視されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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